家庭で光を楽しむ方法

まず、一部屋に照明を二つ以上使います。
二つ以上あると、空間の演出が二つ以上できるわけです。
全部消す、一つつける、二つつける、と三つのパターンが生まれます。

それには、今ある照明にスタンドを一つ足すとか、テーブルの上にろーそくを置
くだけでもいい。
できれば、ろうそくは二本以上、ろうそくを日本並べると二人の人間に見えるん
です。
寄り添っているというか、そこに集まろうとしているように見える。
二本、三本、四本とろうそくを増やしていくと、だんだん楽しくなって、まるで
パーティで人が集まっているみたいになる。

一人暮らしの部屋の場合は、もう少し空間的にとらえた方がいいでしょう。
例えば、自分が食事をするテーブルがあるとして、そこから離れたカウンターや
サイドテーブルにろうそくを置いてみてください。
一人でいる部屋というのは、自分中心の領域しか感じられないと思うんですね。
ところが、ろうそくを一本、離れたところに置いてあげると、すごく安心できる
んです。

By内原智史

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.31:反田快舟:[仕事の流儀]

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