テストドライバーの存在意義

現在では、エンジニアがデジタルで設計しただけでも、お客様に迷惑をかけるよ
うな車は絶対にできません。
それは、データの積み重ねの結果です。
ただ、「振る舞い」みたいなものまでは、一朝一夕にデータ化できるものではな
いんですね。

車の整備から、テストコースを回って帰ってくるまでのあらゆる場面をすべて書
き出すには、要素の数が多すぎるのです。
それに、いくらデータ化したところで、人間でなければ判断できないところがた
くさんあります。
最後にものをいうのは、データを踏まえたうえでの人間の感性だと思います。

By加藤博義

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.22:反田快舟:[仕事の流儀]

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