経営判断で心がけていること

いつも心がけているのは、判断をするときには平常心を保ち、冷静でいるという
こと。
感情がささくれだったり、気持ちがブレたりしたときは、必ずといっていいほ
ど、あとでやり直さなければならなくなっています。

私はトップとして、部下に対しては常に正しい方向を示す羅針盤でいたいと思う
んです。
そのためには平常心を保つこと、冷静でいることが大切。
そこさえキープできれば、それほど間違った判断をすることはないだろうと思っ
ています。

平常心を保つために大切にしているのは、バランスをとること。
人間としてのバランス感覚みたいなものを常に保つようにしています。
仕事で頭を使うことが多いので、筋力トレーニングで頭と気持ちのバランスを保
つとか、
いわゆる「心技体」のバランスをとることが、高いレベルで平常心を維持しつづ
けられる道かなと思っています。

筋トレでも、何か別の趣味でも、集中すると頭の中が真っ白になるんですよ。
ある種、自分の能力や体力の臨界点を超えるようなものにチャレンジすること
で、真っ白な状態をつくると、
リセットされてすっきりするような感覚がありますね。

By秋山咲恵

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)

聖書に「汝の敵を愛せよ」という言葉があります。
これは、「戦いにおいて、敵を愛するくらい冷静になれ」という意味だそうで、
冷静でないと的確な判断ができないからだそうです。
それに、秋山さんのバランスの取り方が参考になります。「心技体」とはよく
いったものですね。
西洋にしても、日本にしても先人の知恵には学ぶべきことが多いです。


2008.05.11:反田快舟:[仕事の流儀]

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。