家に物語を込める

自分が住むことを考えてみると、その家のいろいろな部分を好きになりたいですよね。
できることなら、そこにちょっといい話があった方がいいじゃないですか。
それを、物語と呼んでいます。

家よりも、居場所ですね。
自分の居場所を、心地いいところに置いておきたいという思いがあります。
そこに、物語があれば、住人はそれを他の人に語ってあげることができるんです。

物語があること、そして、物語を大切にすることが本当の豊かさだと思うんです。
一つひとつの物語は、ほんの小さなものでいいんですよ。
それがいくつも集まって、家をつくっていくイメージ。
物語が多ければ多いほど、いい家、豊かな家になっていくと考えています。

By中村好文

(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
2008.04.15:反田快舟:[仕事の流儀]

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