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一人カラオケの効用

仕事に一区切りついたとき、挟土さんは一人、カラオケに向かうという。
歌う曲は必ず矢沢永吉。それにしてもなぜカラオケなのか?なぜ一人になるのか?

僕は、歌は詩の朗読だと思っているんです。
自分の中で我慢してきたこととか、よかったことを、大きな声でワーッと叫んで、それで終わりにする。
だから、嬉しいときには嬉しい歌を、悲しいときには悲しい歌を選ぶ。
そして、すべてリセットするんです。

いいことを自分の中に持ちすぎてもだめだと思うんです。
自分で自分に酔ってしまって満足して終わってしまう。
だから、いいことも含めてすべて忘れてしまって、ゼロになるという感じですね。
いいことも悪いことも、歌いながらすべて流してしまう。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)

流せる人は新しいことを創れる人かもしれません。
2008.03.21:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

“追い込まれたら逃げる”の真意

壁のアイデアを考えていると、「もう、俺には何も出ないんじゃないか」と考えてしまうこともしょっちゅうです。
そうなったらどうしようもない。
嫌なことからは、まず逃げるんですよ。

逃げているうちに、光が見えてくるかもしれない。
嫌なことを突き詰めて考えても、息が詰まってしまう。
ますます自分をダメにしてしまうから、嫌なことからはとりあえず逃げるんです。
創造的な作業ではそれができるんですね。

ただし、現場からは逃げられません。
絶対に最後までやり遂げて、完成させないとダメですから。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.03.20:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

怖さから逃げ出したくなること

本気で逃げ出したい、と思うこともあります。
百メートルくらいの壁を塗っいて、どうやらそれが失敗していると感じたときには、もうその場にいられませんね?

でも、実際には逃げられません。だから謝るしかないんです。

「もう一回、やらせてください」と言える人間じゃないとダメですよね。
でも、そんなこと言いたくないから、臆病に慎重に、何度も同じことを確認するわけです。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.03.19:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

なぜ“臆病であれ”なのか

臆病というのは、「怖い」「恐ろしい」ということ。
恐ろしいからこそ、敏感でいられる。
不安でドキドキしているからこそ、周りの空気を感じられる。
そういう人間でなければ成功しないと思うんですよ。
自信があって余裕があったら、油断が生まれて落とし穴にはまります。

特に、自分は自然を相手にしているから、読み切れないし測りきれない。
そういった自分でコントロールっきないものに敏感に対応していくには臆病じゃないとうまくいかない。

臆病な人間が勇気を出してチャレンジするから成功すると思うんです。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.03.18:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

新しいアイデアはどのようにして生まれるのか?

人間の目って、きっと見えないものを見ているという部分があると思うんです。
自分の頭でわかっていなくても、目が感じている。
例えば、一枚の壁があったとすると、それが厚いか薄いかを何となく見抜く目があると思うんですね。
そういったものを意識してつくります。

日ごろから、仕事で使えそうなものは記憶にとどめておくようにしています。
色々なものを掛け合わせたり、混ぜ合わせたりするととができると思うんです。

By挟土秀平

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.03.17:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]