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普段着の家づくり

建築家・中村好文は、常に「楽しむこと」を大事にする。
例えば、忙しくても、スタッフ皆でテーブルを囲み昼食を楽しむ。
「楽しくなければ、心地よいものは生みだせない」

どんな家が欲しいのか、依頼者はわからない。
自分が心地よいと思う家のイメージを漠然としか持っていない。
そのため、依頼者との最初の打ち合わせでは、家についての具体的な要望はほとんど聞かない。
「ご出身は?」「お仕事は遅いんですか?」「晩酌は?」
依頼者の生活のサイクルや食事の好き嫌いなど、雑談の中から、依頼者がどんな人間なのかを探っていく。

その中から、潜在的な要望を探り出し、それを家という形にする。
それが建築家の仕事だと考えている。

(プロフェッショナル仕事の流儀4より)

2008.04.10:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

竹岡広信のプロフェッショナルとは

失敗に失敗を重ねても、それを絶対に忘れないで次につなげていく人だと思います。
あとは、ハードルを高く持つ人です。プロフェッショナルに成功はないのかも知れませんね。

だから僕はいつも言っているんです。「僕は10年前の授業を、自分で信じられないと思う。
たぶん、10年後には、今の授業をクソだと思っているだろう。そう思いたい」って。

でも、年をとってくるとどこかで妥協が生まれるんですね。
「よくやっているじゃない、自分」とか言って。同じノートを使いまわしたりしてね。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.04.09:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

学びつづけるために必要なこと

何かを覚えるとき、ごまかしてやっていくと
最後は全部自分がかぶる羽目になりから、ごまかさないことですね。

今の子どもは頑張りが足りない、などといわれますが、
10年前と全然変わっていないですね。
生徒は教師を見ます。そして真似をします。
もし、最近の若い子が本気でなかったら、大人が本気でないからだと思います。

家庭でも同じ。子どもは両親の真似しかしないのです。
最近の若者は変わったと言っているのは、大人の方が怠けているのだと思います。

By竹岡広信

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.04.08:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

学びの本質

学びの本質は「楽しい」でしょう。
何をやるのであっても学びは裏切らない。

人を教える上で一番大切なことは「裏切らないこと」。
わからなくてもごまかさない。
あと、褒める気もないのに褒めないこと。
それに辛抱もいりますね。
何回失敗しても、辛抱して待つんです。
生徒が“走りだす”その瞬間を待つ。
それは本当にしんどいことだけど、
それを支えるものは、やはり愛情じゃないでしょうか。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.04.07:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

育てることの本当の目的

英語が好きになるきっかけをつかんでからは、「やらされている」から「やる」に変わった。
もっと知りたくなったみたいで、一気に質問が増えました。これが一番大きい。
あと「今日は自習」とか言って、自分で勝手に勉強をやりだしたこと。
そうなるともう先生は要らない。だから、教えることの究極の目的は、自分が要らなくなること。

育てるというのは本来、自分がいなくてもやっていけるようにすることだと思うんです。
もっと言うと、自分を越えていくわけですね。それは僕の持っている知識を得るだけではダメということなんです。
だから、越えられた時はうれしいですね。
人が成功するとつい妬んでしまうんですが、相手が生徒のときは妬まないですね「すごいぞ」と心から言える。
教師になってよかったと思うのはそこですね。
By竹岡広信

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.04.06:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]