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テストドライバーの適性とは

運転免許さえ持っていて、車が運転できるのであれば、どんな人でもテストドライバーになれます。
あえて、適性のない人を挙げるとすれば、車をよく運転していて、しかも自信のある人。
一度ついた癖を矯正するのはゼロから教えるより難しいんですね。

それでは上手い運転というのはどういうものかというと、記憶に残らない運転だと思います。
車から降りてから、「あの人の運転はどうだったんだろう」と考えた時に記憶に残っていない。

ステアリングが上手かったとか、ギアチェンジがどうの、というのは、そこに特徴があるということ。
それが例えよい意味であっても、特徴が強く出るより、記憶に残らない運転の方が上手いと思います。

By加藤博義

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)

2008.05.20:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

新車開発のカギを握るテストドライバー

われわれが普段利用する車の快適な乗り心地をつくり出すためには、
21世紀の現代ですら、人の五感に頼らざるを得ない。
その判定を下し、開発の方向を決めるのがテストドライバーである。

加藤博義は、テストドライバーとしてただ一人、国選定の「現代の名工」に選ば
れている。
時速200キロを超える極限状態の中で、車の運動性能を確かめ、
問題点と改善の方策までフィードバックする、その能力。
加藤の言葉は“神の声”とまで呼ばれる。

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.19:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

秋山咲恵のプロフェッショナルとは

プロフェッショナルとは、高い理想に向かって飽くなき挑戦を続けられる人だと
思います。
それには、高い志、強い意志、そして実行力の三つが必要でしょう。

本当にできるのか、と思ったような理想が形になる。それを目指して努力する人。
決して簡単ではありませんが、できたらいいなと思って、毎日頑張っています。

それは私の生き方であって、特別な理由があるわけではありません。
自分がそうしたいと思うからそうしているわけであって、理屈ではありません。

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.18:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

リーダーにとって大切なこと

リーダーというより、人間として人に向かい合うには、誠実であることが大切だ
と思っています。
自分が良いと思ったことや悪いと思ったことを、言いにくくても言うようにする。
そんな間柄になって初めて、一段上の人間関係ができ、絆も強くなると思うんです。

これも実際にやるのはなかなか難しくて、毎日試行錯誤ですが、
自分の軸がブレないことが、リーダーにとって大切だと思うんです。
そうすれば、相手も次第に変わってくるかも知れません。

水が高いところから低いところへと流れた行くように、互いに一番しっくりくる
ポジションに
スーッと移っていくのではないでしょうか。

By秋山咲恵

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.17:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

人を育てるために重要なこと

人を育てることは仕事だと思っています。
人は仕事を通じて成長する部分がすごく大きい。

成長するためには通過儀礼が必要。
通過儀礼というのは、一皮剥けるためにキャパシティ以上のことにチャレンジして、それを乗り越える経験をしてもらうことです。

ただ、必ずしもスムーズにいく人ばかりではないし、それをネガティブにとらえる人もいるわけです。

だから、気を長く持って、子どもを育てるような気持ちで臨んでいます。

By秋山咲恵

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.16:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]