誰よりも「思い浮かべる」ということでしょうか。
光というのは、計画している時には、相手に見せられませんよね。
実際にセッティングして、電気を通して点灯しないと体験できない。
絵や模型で見せたり、3Dのシミュレーションもしますが、それでもなかなかリ
アリティは伝わりません。
その瞬間瞬間で、頭の中に完成後の姿を思い浮かべていなければいけないんですよ。
特に光の場合、強さのバランスを考える際に、遠近感は、想像しようと思っても
なかなかできないんです。
それを誰よりも細心の注意を払って想像しようとすることが、照明デザイナーに
とっては大切ですね。
By内原智史
(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
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日本人ならではの感性はあるか
やっぱり日本人ならではの感覚というものがあると、最近よく思うんですよ。
敏感だったり、デリカシーがあったり・・・・。
それに、瞳が強くて、光の眩しさに強い。
ただ、ライティングに関して言うと、まだ我々の環境は成熟していない。
生活の中で光を取り入れることがどんどんできるようになってきているけど、ま
だ味わえていない。
料理の世界では、すでにうまくバランスをとるようになってきていますよね。
イタリアンもフレンチも食べるけれど、基本となるのは家に帰って食べる白いご
飯、といった具合に。
そんなふうに照明も使ってもらえばいいんです。
刺激的な光もあれば、リラックスできる光もある。
その使い分けをしてほしいんです。
By内原智史
(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
敏感だったり、デリカシーがあったり・・・・。
それに、瞳が強くて、光の眩しさに強い。
ただ、ライティングに関して言うと、まだ我々の環境は成熟していない。
生活の中で光を取り入れることがどんどんできるようになってきているけど、ま
だ味わえていない。
料理の世界では、すでにうまくバランスをとるようになってきていますよね。
イタリアンもフレンチも食べるけれど、基本となるのは家に帰って食べる白いご
飯、といった具合に。
そんなふうに照明も使ってもらえばいいんです。
刺激的な光もあれば、リラックスできる光もある。
その使い分けをしてほしいんです。
By内原智史
(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
家庭で光を楽しむ方法
まず、一部屋に照明を二つ以上使います。
二つ以上あると、空間の演出が二つ以上できるわけです。
全部消す、一つつける、二つつける、と三つのパターンが生まれます。
それには、今ある照明にスタンドを一つ足すとか、テーブルの上にろーそくを置
くだけでもいい。
できれば、ろうそくは二本以上、ろうそくを日本並べると二人の人間に見えるん
です。
寄り添っているというか、そこに集まろうとしているように見える。
二本、三本、四本とろうそくを増やしていくと、だんだん楽しくなって、まるで
パーティで人が集まっているみたいになる。
一人暮らしの部屋の場合は、もう少し空間的にとらえた方がいいでしょう。
例えば、自分が食事をするテーブルがあるとして、そこから離れたカウンターや
サイドテーブルにろうそくを置いてみてください。
一人でいる部屋というのは、自分中心の領域しか感じられないと思うんですね。
ところが、ろうそくを一本、離れたところに置いてあげると、すごく安心できる
んです。
By内原智史
(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
二つ以上あると、空間の演出が二つ以上できるわけです。
全部消す、一つつける、二つつける、と三つのパターンが生まれます。
それには、今ある照明にスタンドを一つ足すとか、テーブルの上にろーそくを置
くだけでもいい。
できれば、ろうそくは二本以上、ろうそくを日本並べると二人の人間に見えるん
です。
寄り添っているというか、そこに集まろうとしているように見える。
二本、三本、四本とろうそくを増やしていくと、だんだん楽しくなって、まるで
パーティで人が集まっているみたいになる。
一人暮らしの部屋の場合は、もう少し空間的にとらえた方がいいでしょう。
例えば、自分が食事をするテーブルがあるとして、そこから離れたカウンターや
サイドテーブルにろうそくを置いてみてください。
一人でいる部屋というのは、自分中心の領域しか感じられないと思うんですね。
ところが、ろうそくを一本、離れたところに置いてあげると、すごく安心できる
んです。
By内原智史
(プロフェッショナル仕事の流儀5より)