僕が一番伝えたいことは、自分で考え、自分で判断し、自分で行動して、
自分で振り返り、自分で進歩するための次の一歩を考える人間になってほしいと
いうことです。
生徒たちにはいつも、「思考して、判断して、行動すること。そこまでできて初
めて、次が出てくる」
「行動すれば必ず結果が出るから、そこで反省して次に生かせば、絶対に進歩す
るだろう」
「このプロセスを常に大事にすれば、絶対にいいことがある」と言っています。
By田尻悟郎
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)
HOME > 仕事の流儀
人を育てるために大切なこと
人を育てるためには、やはり自分が高まり続けることだと思います。
高まったから見えることもたくさんありますし、
そもそも、自分が努力を怠っては言葉に重みが出てきません。
そして、一人ひとりをよく知ることでしょう。
それぞれの特徴を知った上で、その子の一番良いところを伸ばしてあげる。
あるいはほめてあげる。そうすることで、もっている能力が芽を出し伸びていく
んです。
また、人を育てるには我慢強さも必要ですね。
短気を出して怒ってしまったら、そこですべて終わってしまいます。
そうならないようにするには、長期的に物事を見ること。
「今はできていないけれど、絶対にできるようになる」と信じることです。
「君のこと本当に大事に思っているよ」、「君には、こういういいところがあるよ」
と自信を持たせつつ、「その代り、つらいことも乗り越えなさい」とメッセージ
を送る。
この両方を言い続けることが、大切ではないでしょうか。
By田尻悟郎
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)
高まったから見えることもたくさんありますし、
そもそも、自分が努力を怠っては言葉に重みが出てきません。
そして、一人ひとりをよく知ることでしょう。
それぞれの特徴を知った上で、その子の一番良いところを伸ばしてあげる。
あるいはほめてあげる。そうすることで、もっている能力が芽を出し伸びていく
んです。
また、人を育てるには我慢強さも必要ですね。
短気を出して怒ってしまったら、そこですべて終わってしまいます。
そうならないようにするには、長期的に物事を見ること。
「今はできていないけれど、絶対にできるようになる」と信じることです。
「君のこと本当に大事に思っているよ」、「君には、こういういいところがあるよ」
と自信を持たせつつ、「その代り、つらいことも乗り越えなさい」とメッセージ
を送る。
この両方を言い続けることが、大切ではないでしょうか。
By田尻悟郎
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)
楽しく学べば、勉強が勉強でなくなる
アシスタントの英語教師として来日した日系カナダ人、マサキとの出会いが田尻の人生を変えた。
マサキは、型破りな授業の企画を次々と提案した。
外国人と一緒に料理を作る授業、そしてキャンプやバーベキュー。
田尻は、そんな遊びでどんな英語力が身につくかいぶかしんだ。
ある日、ジェスチャーゲームを行い、出題者がトイレにしゃがんでいる仕草をした。
その時、一人の生徒が手を挙げた。
英語が嫌いで、授業でほとんど発言したことのない生徒だった。
流暢な発音で、こういった。「Are you takinng a damp?」
教師である田尻も知らないスラング表現だった。
生徒たちは、マサキと毎日遊ぶうちに、いつの間にか生きた英語を身につけていた。
「楽しめば、勉強が勉強でなくなる」
これを機会に、田尻は授業の大改造にかかった。
生徒たちが苦手にしていた文法には、教材にアニメのキャラクターを使った。
なかなか声の出ない英会話の練習は、スピードを競うゲームに仕立てた。
子どもたちの歓声が響く魔法のような授業は、こうして生まれた。
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)
マサキは、型破りな授業の企画を次々と提案した。
外国人と一緒に料理を作る授業、そしてキャンプやバーベキュー。
田尻は、そんな遊びでどんな英語力が身につくかいぶかしんだ。
ある日、ジェスチャーゲームを行い、出題者がトイレにしゃがんでいる仕草をした。
その時、一人の生徒が手を挙げた。
英語が嫌いで、授業でほとんど発言したことのない生徒だった。
流暢な発音で、こういった。「Are you takinng a damp?」
教師である田尻も知らないスラング表現だった。
生徒たちは、マサキと毎日遊ぶうちに、いつの間にか生きた英語を身につけていた。
「楽しめば、勉強が勉強でなくなる」
これを機会に、田尻は授業の大改造にかかった。
生徒たちが苦手にしていた文法には、教材にアニメのキャラクターを使った。
なかなか声の出ない英会話の練習は、スピードを競うゲームに仕立てた。
子どもたちの歓声が響く魔法のような授業は、こうして生まれた。
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)
興味を持てない生徒をどう教えるか
生徒が151人いれば、好き嫌いがあって当然でしょう。
英語が嫌いだとか、ワイワイやるより、静かな方がいいとか、
それぞれ好みがあるわけです。
それでは乗ってこない子をどうするか。
クラスの子たちが一番気にするのは、じつはそこなんです。
やりたくない子や外れている子がいたら、自分たちも気分が乗っていかない。
そういう意味でも、みんなでやろうよという雰囲気をつくってほしいわけです。
でも、結局のところ、それは本人の気持ち次第です。
やらなければいけないときには動くだろうし、
気持ちが向かっていないのであれば、待ってあげればいい。
高校に進んでから変わるかもしれないし、社会に出てから変わるかもしれない。
By田尻悟郎
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)
英語が嫌いだとか、ワイワイやるより、静かな方がいいとか、
それぞれ好みがあるわけです。
それでは乗ってこない子をどうするか。
クラスの子たちが一番気にするのは、じつはそこなんです。
やりたくない子や外れている子がいたら、自分たちも気分が乗っていかない。
そういう意味でも、みんなでやろうよという雰囲気をつくってほしいわけです。
でも、結局のところ、それは本人の気持ち次第です。
やらなければいけないときには動くだろうし、
気持ちが向かっていないのであれば、待ってあげればいい。
高校に進んでから変わるかもしれないし、社会に出てから変わるかもしれない。
By田尻悟郎
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)