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高野進のプロフェッショナルとは

最終的にプロフェッショナルという人は、逃げられない使命感を持ちつつ、
とめどないビジョンと希望を持っている人だと思います。

(プロフェッショナル仕事の流儀11 File No.33より)
2008.12.13:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

指導者として大切にしていること

自分が幸せでいられる空気をつくること。
そのために大切なのは、選手に正直な気持ちを投げかけることです。
計算したり、自分をつくったりしても、気持ちは相手に届きません。

自己中心的とは、本当は他人のことを思いやることなのではないか思います。
自分が幸せになりたいと思っていても、一人では絶対に無理ですから。

By高野進

(プロフェッショナル仕事の流儀11 File No.33より)
2008.12.12:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

トップアスリートになるための条件

決して速くなくても、見る人の心を動かすパフォーマンスができれば、トップアスリートといえるでしょう。

他人から何と言われても自分が限界でないと思えば、それは限界ではありません。
生きている限り、手遅れということは絶対になくて、今から何かをしたいと思ったら必ずできることがあるはずです。

By高野進

(プロフェッショナル仕事の流儀11 File No.33より)
2008.12.11:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

末續選手との出会い

「やっと会えた」、そんな感じでしたね。
運命というか、陸上競技で生きていくためのターニングポイントだった気がします。

末續選手は、暴れ馬のようで、すごい力はあるのですが、力が分散して決して速くはなかった。
ただ、そのエネルギーを一つの方向にむけることができれば早くなりそうな気がしました。

彼は、初めから自分の意見を言う選手でした。
「高野+末續」ではなく、「高野×末續」で、何倍ものパフォーマンスが出せるようになった。

人間に影響を与えられるのは、人間しかいない。
とりわけ、同じ志を持った同士が通じ合う時、新しい世界が見えてくることがわかるんです。

By高野進

(プロフェッショナル仕事の流儀11 File No.33より)
2008.12.10:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

選手から反発を受けて

アメリカから帰って、母校から短距離の指導要請がありました。
自分がアメリカでつかんできた新しい走り方を、学生たちに試してほしかった。

しかし、「いきなり新しい走り方をやれと言われても、全然結果に結び付かない」
と反発を受けました。
私も頑固だったので、ダメだと言い続けましたから、結構摩擦がありました。

部員全員がミーティングを開いて、「自分の理論を押し付けすぎる」と宣言されたときは、こたえました。
本気で辞めようと考えて、監督にも伝えました。
逃げ出したい辛さでしたね。

結局は辞められませんでした。辞めてしまったら、きっとその方がつらいだろう。
ここで逃げ出したら、自分が陸上の世界で積み上げてきたものにどうやってけじめをつけるのか。
そう考えたら、ここで逃げ出すわけにはいかないと思ったんです。

By高野進

(プロフェッショナル仕事の流儀11 File No.33より)
2008.12.09:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]