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『いつも心に青空を』の言葉に込めた思い

地球の大きさから考えれば、自分の悩みは些細なことで、まず一歩を踏み出さなければいけない」、
そういう気持ちになれるんです。私の心の中の、いわば大きなカギなんです。

様々な困難な状況の中で、「それでも何とかやっていかねばければ」、
と自分に言い聞かせ、立ち直っていくためにも、この言葉がとても大切なんです。

「世の中にはもっと大きなことがある、私の直面している問題がすべてではない」
と思えるようになる。そういう気持ちになると、次のステップが見えてくるのです。

By杢尾雪絵

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.34より)
2008.12.23:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

最初の一歩を踏み出せた理由

おそらく多くの人が一番不安に思っていることは、経済的安定だと思うんです。
ところが、当時の私は、そういうことに対する不安が非常に少なかったんです。

結局、私にとって大きかったのは、「これが自分のやっていく仕事だ」という決心を、
すごく持てたということでしょう。

そのきっかけとなったのは、「自分の知らなかった世界がこの地球上にはあるんだ」と知ったときです。

By杢尾雪絵

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.34より)
2008.12.22:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

なぜこの仕事に就いたのか

自分でも不思議ですね。
大学を出て都市計画のコンサルタント会社に入り、その仕事をづっと続けるつもりでした。
青年海外協力隊に参加したのも、英語ができるようになることが目的でした。

結果的に、協力隊でフィージーに行ったことで、視野が大きく広がったと思います。
当時のフィージーは貧富の格差や人種対立がすごかったのです。
日本では考えられないような民族の抗争を目の当たりにしました。

また日本のこともたくさん知るようになりました。
現地の人によく聞かれたのが「あなたの宗教は何ですか」ということ。
知らなかった世界を見て、気づかなかった日本を知った。
それが原動力となり、この仕事を続けようと考えました。

By杢尾雪絵

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.34より)
2008.12.21:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

戦争に対する思い

どうして戦争という形の暴力が21世紀になっても行わなければならないのか、大きな疑問を持っています。
たとえ対立があっても、その中から協調点を見つけて仕事をしていくのが私の信念ですから。

戦争が終わったとしても、地雷や不発弾が残ります。
そして、同じように、子どもたちの心にも大きな傷が残るんです。

そんな戦争の傷跡に対して、中立的な立場で人道的に援助できる国連のような機関があることは、とても大切だと思っています。
戦争を起こした当事者では、きっと後始末もうまくできないでしょう。

By杢尾雪絵

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File NO.34より)
2008.12.20:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

子どもたちのために大人ができること

まず、「自分たちは安全なところにいるんだ」ということを子どもたちにわかってもらうこと。

この世の現実は、私たちの力ではなかなか変えることができません。
目の前の対応に追われて、やりきれない気持ちになることも多いのですが、
たとえ小さなことでも何かをしていくことで、子どもたちが希望を持ちつづけられるようにしたい。

By杢尾雪絵

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.34より)
2008.12.19:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]