りんご生産量日本一の、青森県弘前市。
朝五時半、木村さんの一日は、いつも一杯のコーヒーから始まる。
コーヒーを飲みながら、天気予報をチェックし、軽トラックで岩木山の麓にあるりんご畑に向かう。
畑に来るとまず、木に声をかけて回る。
「よく頑張ったよ」「ありがたい」
そう呟きながら、そっと木に手を当てる。
りんごは、病気や害虫にきわめて弱く、農薬を使わない栽培は不可能だといわれてきた。
しかし、木村さんは、化学薬品を一切使わず、たわわにりんごを実らせる。
木村さんのりんごづくりは、一つの信念に貫かれている。
「育てない」
私は、栽培ということではなくて、ただ、りんごが育ちやすい環境づくりのお手伝いをしているだけです。
(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.35より)
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楽観思考の覚悟
今の日本に欠けているのは、杢尾さんが体現しているような組織化された善意ではないか。
世の中に、様々な矛盾や困ったことはたくさんある。
しかし、そこで不平不満を言っていても仕方ない。
あくまでも、目の前のできること、少しでも状況をよくしていくことにエネルギーを注ぐしかない。
そのためには、覚悟がいる。少々のことではへこたれない、決してあきらめない覚悟がいる。
覚悟は、継続的な善意にとって必要な燃料である。
覚悟がない善意は、すぐに腰折れする。
世の中を変えるためには、筋金入りの善意が必要とされるのである。
(プロフェッショナル仕事の流儀12 File NO.34より)
世の中に、様々な矛盾や困ったことはたくさんある。
しかし、そこで不平不満を言っていても仕方ない。
あくまでも、目の前のできること、少しでも状況をよくしていくことにエネルギーを注ぐしかない。
そのためには、覚悟がいる。少々のことではへこたれない、決してあきらめない覚悟がいる。
覚悟は、継続的な善意にとって必要な燃料である。
覚悟がない善意は、すぐに腰折れする。
世の中を変えるためには、筋金入りの善意が必要とされるのである。
(プロフェッショナル仕事の流儀12 File NO.34より)