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奇跡のりんごづくり

りんご生産量日本一の、青森県弘前市。
朝五時半、木村さんの一日は、いつも一杯のコーヒーから始まる。
コーヒーを飲みながら、天気予報をチェックし、軽トラックで岩木山の麓にあるりんご畑に向かう。

畑に来るとまず、木に声をかけて回る。
「よく頑張ったよ」「ありがたい」
そう呟きながら、そっと木に手を当てる。

りんごは、病気や害虫にきわめて弱く、農薬を使わない栽培は不可能だといわれてきた。
しかし、木村さんは、化学薬品を一切使わず、たわわにりんごを実らせる。

木村さんのりんごづくりは、一つの信念に貫かれている。

「育てない」

私は、栽培ということではなくて、ただ、りんごが育ちやすい環境づくりのお手伝いをしているだけです。

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.35より)
2008.12.28:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

りんご農家・木村秋則の仕事の流儀

木村さんのつくるりんごは腐らない。放っておいてもただ萎びていくだけ。
この不思議なりんごづくり。ただ一つのことだけに、こだわる。
「主人公はよ、りんごの木なの」

木村さんつくるりんごは、化学的に合成された肥料や農薬を一切使わない。
作物を手がけることは、生命を育むことでもある。
それは、人が生きること、仕事をすることにつながる。

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.35より)
2008.12.27:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

楽観思考の覚悟

今の日本に欠けているのは、杢尾さんが体現しているような組織化された善意ではないか。
世の中に、様々な矛盾や困ったことはたくさんある。
しかし、そこで不平不満を言っていても仕方ない。
あくまでも、目の前のできること、少しでも状況をよくしていくことにエネルギーを注ぐしかない。

そのためには、覚悟がいる。少々のことではへこたれない、決してあきらめない覚悟がいる。
覚悟は、継続的な善意にとって必要な燃料である。
覚悟がない善意は、すぐに腰折れする。
世の中を変えるためには、筋金入りの善意が必要とされるのである。

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File NO.34より)
2008.12.26:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

杢尾雪絵のプロフェッショナルとは

やはり「信念を持って人間の仕事をする」ということ。
自分の信じていることに忠実に、それに自信を持って仕事をすること。

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.34より)
2008.12.25:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

強い意志の源はどこにあるのか

私は、二度の流産を経験し、残念ながら子どもに恵まれませんでした。
パートナーは、「世界中に何万人という子どもがいるからいいなだよ」と言ってくれています。

自分で子どもを生んで育てるということは、とても大切なことです。
それを私は経験していないわけです。
でも、ある意味では、これが私の運命なのかもしれません。
世界の子どもたちのためにユニセフの仕事をしていくことが私に与えられた役割かなと思っているんです。

By杢尾雪絵

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.34より)
2008.12.24:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]