過日、10月17日(金)本町館会議室において今年の3月に引き続き「中心市街地活性化 中村ゼミVol.2」を神戸国際大学経済学部教授、中村智彦先生をお招きし開催されました。多数のご参加を頂きまして誠に有難うございました。
ご参加いただきました方々も多種多様で、行政関係者・NPO団体・商店主・企業・学生などまちづくりに関心のある方々でした。
はじめに、当団体より東京のコミュニティカフェの視察研修報告会を行いました。
研修報告会を踏まえて、中村先生にもご講義をいただきました。「場づくり」について全国各地の事例を紹介していただき、実際に行かなければ分からない多くの事を教えて下さいました。また、近年の長井市の商店街事情や大型店エリアとの関係性、これからの商店街についてのお話をデータを基にご講義いただきました。
休憩を挟み、座談会も行いました。テーマは「子どもと大人が集えるまちづくり」で中村先生にコーディネートしていただきました。そこでは様々な意見が出され、商店街を活性化させる良い方法はないか、まちなかや公共施設に足りないものはなにか等参加者のみなさんと一緒に考えました。
特に子育てという視点について多く議論されました。各公共施設や商店にベビーベッド等が無く苦労するという話や、子供を預ける施設が無いなど、そいった事に目を向けてなかった現状があるかもしれないと改めて考えさせられました。
今回みなさんから出していただいた提案や意見をNPOだけでなく、行政・企業・商店街・他団体と一緒に主体性をもって取り組んでいかなければならないという思いを胸に中村ゼミVol.2を無事閉講したのでありました。
当NPOセンターも今後の拠点変更や先を見すえたまちづくりを改めて検討していかなければなりません。
そして、これまで10年かけてきた取りくみも無駄にすることなくつなげていったり、次のステップへ移行したり、試行錯誤で尽力して参りますので、みなさまのご賛同、ご協力の程引き続きよろしくお願いいたします。