10次産業

最近は農業も10次産業だそうですね。

4次は交流だそうです。

6次産業すら時代遅れにしてしまうんだ~、とビックリですが、
ようは昔の人がやってたことですよね。

生産、加工、販売、寄り合い。

物々交換だったり技術の交換だったり。


新しく何かを作るんだったら
あるものを生かしたほうが
エネルギーが少なくてすむと思うんです。

現代人は忙しさに疲れないのかな。

グローバルな視点なんていらないんだけど、
何事も突き詰めていくと世界共通だったりして
私の頭の中が一人でグローバル。


自分と子供達の生活に関しては
半径100mでいいと思っているのに
全く変わりはありませんが、
仕事ではどんどん外に出て行こうと思っている
今日この頃。

最上地方を飛び出して
尾花沢からまた最上が繋がった。


LLCモグニーの二戸さんと、
最上町の小林守さんと
もとなり本舗にて
「やまがたの農家の未来を考える協議会」との
連携体制について打ち合わせ。

http://ameblo.jp/maemori03/entry-11278589839.html
(小林さんのblog記事)

http://flat.kahoku.co.jp/u/akakuraonsen/
(二戸さんのblog)


地産地消・6次産業化は基本にありつつも
次に必要なのが
交流や地産”外”消。

地域を越えて。


協議会も7月からいよいよ活動本格化。

移動販売では仙台に進出し、
提携販売では首都圏にも進出する。


私も行ければいいんだけど、
どこまで時間がとれるか…。


”働き隊”事業で
研修生を育てることもあり、
人の育成にも携われる。

農業の全てを理解できるとは思わないけれど、
生産と加工一辺倒だった昨年に比べて
(カフェをやったりはしたけれど)
自分の活動の幅も徐々に広げている。


子育てしながら
やれるところまでやってみます。


いろいろやってるね、と言われるけれど、
農家のかあちゃんたちは
このくらいのこと、実は普通に考えてて、
でも現実、
「忙しくて何も出来ないわ~」なんですよね。

先日、
別件で元気な農家のかあちゃんたちの
集まりで話をしたときも、
話を振れば、出てくる出てくる。

(でも、彼女たちは、
話を振らなければ、ずーっと雑談していますw)


何かのグループを立ち上げたり
代表の座についていたりするからには
経験値ではダントツの方達。

それでも謙虚で控えめなのです。


グループ活動にしても、
前年度に今年やることも決まってるんだけど、
互いに役割の譲り合い。
「明日のことはわからない」といいます。
体の調子が、介護が、生活が。。

女性にとっては生活が一番です。


私もそうなのですが、
私は非農家なので
あくまでパイプ役にしかなれません。

仕事のボリュームが増えてくれば
睡眠時間を削って対応。

生活から足枷がはずれてしまったら
主婦ではなくなる。


農家のかあちゃんや
農業以外でも、
ごく普通の専業主婦が
こんなに頑張ってるんだよー、ということを
ただ伝えたいだけの活動が
仕事にもなってきたから
私のいた意味もあったのかな、と
最近ようやく思えるようになりました。


普通のおかあちゃんたちが
あんなにいろんなこと知ってるなんて誰も知らない。

あー、もったいない。

シード戦争や
スカイツリーのレストランのことまで、何でも知ってます。


知識の上では話についていけても、
経験では絶対に勝てない私です。


彼らに前に出てほしいといっても
出てはこないんです。

10次産業なんて言葉がないうちから、
農家のかあちゃんたちは
それを当たり前にやっていたのに。


今年は自分が動くだけではなく
少しでも人を巻き込んでいければなあ、と
徒然考えています。

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