旬菜料理「あっさり」 伝統100年の牛すじ煮込み

旬菜料理「あっさり」 伝統100年の牛すじ煮込み
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 今回はちょっと物語風に書いてみます。

 当店の「牛すじ煮込み」は、昭和の時代は「酒の肴」として親しまれてきました。仕事帰りに一杯ひっかけていくか・・という風に。
 しかし、日中でも酒好きな方にはご来店いただいております。牛すじ煮込みで一杯! そんな昭和のシーンが今でも見られます。描写をするとこんな感じです。

おやじ「いつも、どうも! 牛すじと酒、お願い!」
店員「いつも、おしょうしな!(ありがとうの意味)」

 時間は平日の昼前。昭和の時代を突っ走り、仕事一途にかんばってきたおやじのようである。そろそろ、引退かな? でも、哀愁が漂う。首の周りの手拭いはその象徴かもしれない。

店員「お待ちどう! いいねぇー、今日は天気が良くて・・」
おやじ「やっぱ、これだな! これで元気が出るよ」

 出てきたのは、牛すじ煮込みとひや酒。何も言わなくても、このメニューが出てくるほどの常連さんだ。写真のような徳利は冬だけ。やっぱ、コップ酒だ。また、コップ酒が似合う風貌だ。
 ひや酒を口に含む。「フゥー・・」の声が聞こえる。そして、牛すじに箸を入れる。また、酒を飲む。今度は旬の漬物を食べる

おやじ「やっぱ、牛すじは、いつ食ってもうめぇーなー。これだな!」
店員「いつも、おしょうしな。今日は何かあるの?」

おやじと店員は天気の話や世間話などをする。昼のお客はまだ早い。会話がはずむ。
このような風景は、昭和の時代だけかと思いきや、今も見られる光景。かつて、小松が隆盛していた頃、羽前小松駅前はステータスであった。魅力と同時に、安らぎと癒しがあったと思う。その想いが今もあるから、このようなシーンが見られると思う。

おやじ「あー、いい感じになってきた・・。今日は中華そばでも食べていくか! 少し早いけど、大丈夫か?」
店員「おしょうしな! 大丈夫よ! ちょっと待ててね」

しばらくすると、中華そばが来る。客がいない店内にそばをすする音が響く。

おやじ「いやー食った、食った! うめかった! 勘定は?」
店員「いつも、おしょうしな! はい、○○円です」

おやじが立ち上がり、財布を出す。ちょっとヨロっとした。お金を払う。

店員「大丈夫! 気をつけて帰ってよ。どうも、おしょうしな!」
おやじ「いやいや、こっちこそ、おしょうしな。また、来るからな!」

 こんなシーンが今でも見られる。
 この積み重ねがあったからこそ、今がある。ありがたい。

牛すじ煮込みで一杯やりたくなりました。
 楽しいブログありがとうございます。
 店内の様子が目に映ります。
 牛すじ煮込みのうまさが伝わり、
 一杯やりたくなりました。
2009.04.24:fan:修正削除
fanさんへ
 コメント、ありがとうございます。
 ぜひ、ご来店ください。
 fanさんのように「一杯やりたくなる・・」そんな気持ちを持っていただけるお客様が当店を支えてくれていると、いつも思っています。ありがとうございます。牛すじ煮込みのほかにも、旬の食材を使ったお料理を作り、お待ち申し上げます。
2009.04.26:旬時:修正削除
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