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今月のPickUp!
3月になり山形の寒さはようやく緩んできていますが、雪の降る日もあり、暖かい春にはまだ少し時間がかかりそうです。
さて、ひな祭りの季節になりました。和合荘でも、さっそく1階と2階の展示スペースに雛人形を飾りました。
そこで、今月のPickUp!は「山形雛めぐり」です。
「山形雛めぐり」とはなんぞや?と思われるかもしれませんが、ここ山形県では、酒田港の海運、最上川の舟運による交易によって栄えた歴史があります。それにより、華やかな京や江戸の文化がもたらされました。上方からもたらされた豪華な雛人形は、現在春の風物詩として県内各地で展示され、「雛めぐり」が行われています。
旧家に代々伝わる享保雛や古今雛、明治雛、大正雛など歴史ある雛人形を間近で見れるとあり、毎年多くの方が見学に来られます。開催場所は、資料館や美術館、旧○○家や市民センターなど様々なところで展示されています。
特に村山市の「段々ロングなひな祭り」では、長さ50メートルの雛段に近代の雛人形6000体を飾るといいますから大迫力ですね!
当時の繁栄を感じさせる雛人形を見ながら春の散策をしたいものです。
今月のPickUp!
2月になりましたが、まだまだ寒さ厳しい日々が続きます。
さて、2月といえば「節分」ですよね。(今年は3日です)
節分といえば豆まきです!子供の頃、鬼役の人に思いっきり豆を投げつけていたなぁと思い出します。ところで、節分とはどんな意味があるか知っていますか?
本来「節分」とは、季節を分けるという意味で「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことを言うようです。(年に4回もあったんですね!)その中でも、春を迎えることは1年の始まりであり、新年を迎えることと同等の重要な節目でした。なので、現在の風習で私たちが知っているのは立春の前日の節分だけなんですね。
また、年越しにあたる節目の夜は鬼が出やすいと考えられていたので、豆をぶつけて鬼を追い払い福を呼び込もうというわけです。
ついでに・・・鬼はなぜ虎柄パンツなのか疑問でしたので調べてみました。
鬼が住むのは鬼門の丑寅の方角なので、牛(丑)の角に虎(寅)の牙、虎皮のふんどしをしているそうです。鬼とは目に見えない邪気の象徴であり、形が見えない災害、病、飢餓など恐ろしい出来事はすべて鬼の仕業と考えられていたので、昔の人が想像力を働かせて描いた姿なのでしょうね。
今月のPickUp!
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、新たな年を迎えた和合荘ですが、1月は様々な行事があります。その中でも、お正月料理にPickUpしたいと思います!
和合荘では毎年新年会を開催し、お祝いいたします。そこで、入居者さんが楽しみにしているのはやっぱりお食事です。今回も、お正月らしい品々をご用意いたしました。
おせち料理の意味は有名なので知っている方も多いでしょうが、和合荘で提供されたお料理を紹介しながら、意味や由来を載せたいと思いますのでお付き合いお願いいたします。
<鶏ごぼうご飯>実際のおせちは、たたきごぼうですが、入居者さんが食べやすいように混ぜご飯となっています。ごぼうは、「家(家族、家業など)がその土地にどっしりと根を張って安泰に」と願いが込められています。
<刺身:ぶり>成長と共に名前が変わる出世魚であることにあやかって出世を願って食べられます。
<煮しめ>根菜を中心に野菜などを一緒に煮た煮しめには「家族仲良く一緒に結ばれる」という意味があるそうです。また、具材それぞれにも意味があるようですよ!たとえば、椎茸は「元気・壮健」への願い、海老はその姿にたとえて「腰が曲がるまで長生きするように」と長寿の願いだったり・・・。
<伊達巻>文化の発展や、学問・習い事の成就を願う食べ物です。
<蒲鉾>紅白だと、赤は「魔除け」白は「清浄・神聖」をあらわし、紅白で縁起が良いともいわれます。
<紅白なます>紅白の色は水引をあらわしており「平安・平和」を願う縁起物です。
<抹茶プリン:黒豆>この1年まめ(まじめ)に働きまめ(健康)に暮らせるようにと、邪気を払い「無病息災」を願った食べ物です。
お住まいの地域によって様々な違いがあるかと思いますが、どの地域でもたくさんの願いが込められているのでしょうね。