あるLABO

最近、日本では地上波放送されなくなった伝統のル・マン24時間レースで、アウディR10TDIがル・マン史上初の偉業を成し遂げた。
一体何が・・・?と申しますと、このアウディR10TDIはディーゼルエンジンを搭載したマシンで、しかも現在のコースレイアウトになってからの周回記録を1ラップ更新する380周を走破して優勝したのである。
ディーゼルエンジンといいますと、日本では「遅い!汚い!」というイメージが強いが、それも過去のことになりそう・・・。日本でもディーゼルの復権があるのだろうか?
ところで、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりもエネルギー効率が良く、低回転域で大きなトルクを発生できる。そのためエンジン回転数を低く抑えて、往復運動や回転運動を受け持つピストンやコンロッド、トランスミッションなどのストレスを低減させることができるし、当然燃費も良くなるのである。ちなみに優勝したアウディの平均燃費は2.44km/lだったそうである。
レース結果は、公式ホームページまたは、今月発売の『ホリデーオート(8月号)』(モーターマガジン社)に詳しい。


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