FPのひとりごと
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疎にして漏らさず
ボクが9月末に辞めたあと
同期で総務部の女子が2人辞めた 思いは同じだったんだろう
そして次に�癸下…皇沼阿念豸直紊寮菁擇蘯�めた
一番辞めそうもない人が辞めて 部内に衝撃が走った
そして なんと竹下(景子)先輩まで辞めちゃった
『寿?』って聞いたら
『んんん…』と悲しい顔をしていた (同志だ)
そして なんとなんとボクの直属の上司
一番面倒になり ボクの好きだったセクシー先輩を寝取り(?)
ボクをドルフィンに連れてってくれた青学卒のシティーボーイ
彼も辞めた(外資系の金融機関にリクルートしたみたい)
人事課 総務部のみならず 会社としての損失は計り知れない
で なんとなんとなんと 直属の人事課長までが退職!
退職ドミノ倒しで人事課全滅だ
課長に退職を打ち明けた時に
『今は言えないけど そのうちすべてがわかるから…』
と意味深なことを言ってたが この事態を把握していたんだろう
この異常事態のせいであろう
佐分利部長が詰め腹を切らされ退職された
自分の退職がきっかけで こんな大事になってることを数年後に知った
一面の焼け野原に一陣の風が舞っている… みたいな?
そんな風なことをそのとき思った(ざまあみろにはならなかった)
その後 僕の人生は流転を繰り返すのだった
2020.12.25:
tnw
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すきだったのに・・・
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天網恢恢
入社半年目の9月になると
ボクの上着の胸ポケットには 辞表が常時仕込まれていた
原因?
一言でいえば『閉塞感』かな
佐分利―次長ラインの上からの押さえつけに辟易していたし
部内のどんよりとした空気がたまらずに嫌だった
しかも佐分利―次長ラインには闇の部分が見え隠れしていた
当時の総会屋対策は必要悪だったのかもしれないが
お二人はその世界のはまり役に見えた
(後に週刊誌(○○○芸能)に次長は実名で載ってらした)
佐分利部長は役員も兼務していて次期社長候補だった
清濁併せ呑む度量と才覚を評価されたのだろうが
ボクにはダースベーダ―にしか見えなかった
ボクの直属の上司である管理職は人事課長だった
人事課長って 普通の会社なら管理職の花形だが
人はいいけど弱気な彼は佐分利―次長ラインに翻弄されていた
佐分利部長が彼になにか言いつけると
デスクに膝をぶつけながら立ち上がり『は はい』と慌てふためいて返答
盛ってるわけではなく リアルにそうだったいつも
残念だが 課長に多くを期待しても無理なのは明らか
みんな思いは同じなのに 誰も突破口になろうとはしない
9月の下旬 もはやこれまでと
みんなの見ている前で 佐分利部長に退職願を提出した
佐分利氏の表情がちょっとだけ曇った
✑ ✒ ✑ ✒ ✑ ✒ ✑
はすっぱな新入社員の退職など 普通はなんの影響力もないのだろうが
この後 予想もしない展開が待っていた
2020.12.24:
tnw
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本命は誰だ?
あの頃のボクの本命は誰だったんだろう
クソ忙しい中を縫って
思い思われふりふられをくりかえしていたが
いずれ濃密な時間を過ごした… 濃密?
いや結果的には濃密だったのかもしれないが
それは濃密ではなく疾走した刹那の時間の積み重ねだった
ずーっとノンストップで走り続けていただけだった(←オマエはマグロか!)
広報部のKさん ギャル風 ゆきぽよ似 かなりタカビー
ちょっと近づける感じではなく 視線もきつかったが
寿退社すると聞いて お祝いに駆けつけたところ
ボクの耳元で囁いた
『もっと早く出会いたかったわ💛』
リアルに受けちゃいけないのはわかっていたが まあ秒殺(された)
ちょっとした送別会のお開きで
『今度車で迎えに来て💛』 と
後さき考えずに
『ハイ!』 と答えたが
人妻(になる予定)だし ボク車持ってないし…
ちょっと背徳と人生崩壊の匂いがした 〜くわばらくわばら〜
本社の新人女性の中にミッション系女子大卒のIちゃんがいた
早大卒のカレシがいたが 別れたと言ってた
セクシーとは対極にある美少女系のルックス
単純に好みでした (←守備範囲広すぎやろ! 誰でもええんかい!)
ある日 自宅に☎をした
単刀直入に 『つきあってくれない?』(厚顔無恥∞)
『やだ!』
すぱっと断られた
悔しいというより爽快感が残った 見事にフラれた
秘書課というのは社長直属の部署だ
だから美人の宝庫(優秀なのは当たり前)
気障な課長の目が光る中(部下に手出すんじゃねえぞ!)
やはり2人の美女が穏やかな笑顔で迎えてくれた
お目当ては同期のNさん
スレンダーな大和撫子風のお嬢さん
話をしてみると 控えめでおとなしい印象 見た目通りだ
こういう女性は男の妄想を掻き立てる
(↑オレの色に染めてみたい みたいな)
結婚したら まちがいなく良妻賢母だ
もちろんど真ん中ストライクで好きだったのだが
恥も外聞もなく攻め込むだけが取り柄のボクが
なぜかうじうじしてタイミングを逃し
ついにアプローチすらできなかった 後悔MAX!
結局(薬局 放送局)本命は不在
っていうか みんな本命
そして みんな大好き
四十年たっても色あせぬ青春模様
できれば同窓会でもやって旧交を温めたいものだ
2020.12.23:
tnw
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その屋上で
6月は社員旅行の月だった
佐分利部長から その幹事を仰せつかった
約200名の宿泊旅行をコーディネートするのは楽じゃない
ボクはこう言いながら頑張った
『コーディネートはこうでぃねえと!』(シカト上等!)
一番の難物は大宴会の余興をどうするかだった
本社の新人約20名をまとめてなんか芸を披露せにゃならんのだが
いろいろ考えて結局“人間カラオケ”をすることにした
いまでいう『ボイパ』の学芸会バージョンを思いついたのだ
主旋律+コーラス+オケ(リズム+メロディー+効果音)に
メンバーをパート分けし さらにキワモノ部隊も創出し
笑える総合エンターテインメントを目論んだ
曲はピンクレディーの「サウスポー」
屋上のバレーボールチームの失笑をものともせず
我が新人チームは連日屋上で練習に励んだ
チームの結束は強まり メンバー間の距離も急速に縮まった
渋谷でブッキングに失敗し 一度は悪者にされた同僚Kも
おかげで“隣の女子”と付き合ったとか(確認はしていない)
(オレが道玄坂で彼女に手を出していたらなかったんだぞ おまえら)
箱根の有名旅館の大広間でやらかした“人間カラオケ”は
予想外にウケてしまい (社長に握手を求められた)
総合プロデューサーのボクはヒラから宴会部長へと昇進したのでした
2020.12.22:
tnw
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労の端くれ
ところでオマエはちゃんと仕事をしていたのか? って
いやいやご心配なく むちゃくちゃに忙しかった
寮を一番に出発し 帰りはいつも一番最後
寮の冷たい晩御飯を暗い食堂で一人で食べていた
入社してほぼすぐに春闘がらみの労使交渉が始まった
労使の“労”の方の最末端(=給料が一番安い)なのだから
本来は労の方の最前線で交渉すべき立場なのに
総務部人事課という部署のせいで “使”の方に入れられた
鉢巻をして賃金アップを要求する労働組合の幹部に対峙し
役員のお歴々に同席して会社側の立場を説明する 頭は混乱した
当たり前のように紛糾する交渉は毎回決裂して終わる
それを社内に速報するのもボクの仕事
熱を帯びる交渉は深夜12時を回ることもしばしばなので
当然のように徹夜になる
先輩諸氏はソファアーで仮眠をとるが 起稿者は寝れない
そんなことが春先だけで5・6回
新兵さんは辛いのである
2020.12.21:
tnw
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屋上バレー
オフィスの昼下がり
屋上ではバレーボールだったのだ 昭和の時代は
なんだって そこの若いの! 意味が分かんねーって
だよね わかんないわな
純粋昭和レトロ親父でもよくわかんない いまでは
なぜか社食で昼飯を食べ終わると
若い男女が三々五々屋上に集まってバレーボールを始めたのだ
といってもゲームをするわけではなく
みんなで輪になってパスをつなぐのだ 『ソーレ』『ハイ』 って
別に着替えるわけでもなく 仕事のカッコそのままで
やってるときはなんかルーティンみたいなもんだったけど
今 画を思い浮かべると かなりシュール(ヤバめ)だな これ
そこには 腕自慢だけが集まるわけではなく
特に女子は運動音痴系ド素人も参加する
そういう子はキャーキャー言いながら ボールをあちこち飛ばすのだが
それを腕自慢の男子がひょいとカバーし喝さいを浴び溜飲を下げる
そんなのをひと汗かきながら0:55まで楽しんだオフィスライフ
しかし
なぜ昭和の男女は昼下がりに屋上でバレーをしていたのか
永遠の謎だ
2020.12.20:
tnw
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