FPのひとりごと

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いま 保険会社で
『コンプライアンス』は絶対的存在だ
水戸黄門の印籠であり 北朝鮮での将軍様のごときだ
保険会社を黙らせるなら 断然『コンプライアンス』だ

コンプライアンス 直訳すれば 法令遵守
法令遵守?? そんなの当たり前じゃない って
そりゃーそうなんだけど
それを声高に叫び 金科玉条のごとく扱うのには訳がある

私はコンプライアンスなどという言葉さえ知らなかった
あったんだろうけど意識はしなかった 私も そして会社も
私が保険会社にいたのは バブル崩壊直前からの10年間
入社直後は世間も会社もなにもかもがイケイケの時代であった
会社では とにかく“やったもん勝ち”だった
プロセスを問わず 結果を出した者が勝ちの時代だった
少々のことは目をつぶってでも は 世間の暗黙の了解であった

会社での私の仕事は 代理店の新設・育成・管理だった
代理店の新設というのは 文字通り新規で代理店登録するのと
もう他社の代理店をやってるとこに乗合するのと二種類あったが
当時は とにかくどこもかしこも増やせ増やせの大号令
失礼ながら 質は問わずに数で勝負の世界だった
こういう“それいけ やれいけ”の世界 私 大好き
でもって やりましたがな いろんな禁じ手
 


その後 私には何の処分も下されなかった
たぶん 検事の勘違いと私のプチ天然とタイミングのおかげだ

私が勘違いをせずに 『前歴はありません』 と言い
自転車を量販店から買うタイミングが ちょっとズレていたら
それは 当時の会社の給料日とかと関連するわけであって
私のやったこと→ 罪 とはなんの関係もないのに・・・
と思うと ぞっとする いまでも
真逆の厳しい処分が出ていた可能性は否定できないからだ

人が人を調べて 人に罪を問うことというのは
ことほどさように困難を伴うことだと痛感したのであった


こんな本来的に難易度のチョー高い仕事をしているのに
さらに検事には“社会的なレッテル”がペタっと貼られる
高潔で 正義感に燃えていて 悪を見逃さない みたいな
だけども元をただせば ただの一人の法学部の学生だ
成績が優秀だったので司法試験に合格し検事の道を選んだ だけだ
検事になったからって 直ちに高潔になったり正義に燃えたりはしない
でも人は 職業によって人にレッテルを貼らないと生きていけない
学校の先生が猥褻なことをしたり 検事が証拠を改竄することを
最初から想定していれば 社会生活が成り立たたなくなるからだ
レッテルを貼らなければ 安心して子供を学校に送り出すことはできない
最初から そういう“レッテルの上の安心”で成り立っているのが社会だ
だから ほんとは 検事が違法なことをしたり 先生がスケベでも
それはしょうがないことで 文句を言う筋合いのことではない
職業倫理なんてのは その職業についてから自分で養っていくもんだ

な〜んて いっぱしのえらそうなことを言えるのも
全然 えらそうじゃないことを やってきたから言えるので
次は その辺のことを・・・  

 






被害者側は なかなか示談に応じてくれなかった
別に悪気があるわけではなかったと思うが・・
そんなとき 検事が当方サイドに立ってくれたような発言をした
これは私の思い過ごしではなく 後からの展開で事実であることがわかった

一回目の取調べで 検事は“前科”を聞いてきた
もちろん刑務所のご厄介になったことはないが
学生時代 大虎に変身し 交番で“休憩”させていただいたことや
この事故の数年前に起こした人身事故のことなどを“吐いた”
検事は この事故のことをきっちり調べていた

『君は事故で有罪になったと言ったが なにか処分が下ったのか?』

『いいえ まだこれからなんじゃないかと・・』

『なにもない 本件は信号無視の被害者の過失だ 君は正直で誠実だ』

このブログのコアなファンなら十分ご存知だと思うが
私は そんなに正直でも誠実な人間でもない 残念ながら
(こんなこと自分で言いたかないが 他人に言われるよりはいい)
でも 百戦錬磨のこの検事 なんだか勘違いしてくれたみたいだ
事故の件は(行政処分が遅れている?とかで)本気でそう思っていたが
いま考えれば かなりズレてる そんなに時間がかかるはずがない
でもこれが 話さなくていいことまで正直に話したということになり
検事に好印象を持ってもらったようだった
そこに輪をかけて 自転車を自腹で買って被害者に渡した
ますます 検事の心象を良くしたのは こりゃまちがいない

検事だって人間 勘違いもすれば 感情にも流される
ということが よ〜くわかったのであった

というわけで(どういうわけだ・・?)
一回目の取調べは かなり厳しい状況の中で終わった

容疑者 vs 検事の構図は 悪人 vs (悪を糾す)善人みたいでけっこうつらい
検事の口調だって決して優しいものではない(ま そりゃーそうだわな)
検事側のストーリーがあって それに沿った調書を作成するというのは
私の場合でも いま考えれば そうだった気がする
私みたいな小者に そう時間を割いていられないというのもあるわな 実際

そこから1ヶ月ぐらいして もう1回検察に呼ばれた
民事の方の示談の進捗状況の聴取と最終判断のための取調べだった
2回目も同じ検察官だった
いろいろと聴かれる中で 被害者の自転車はどうした と聴かれた

私 『新品を買って おいてきました』
(量販店から買ってきたことだけは伏せておきました・・)

すると 検事 やにわに受話器を取って その場で被害者に電話した

検事 『自転車は加害者からもらいましたか?』 (『はい』)
   『示談に応じないのはなぜですか?』 (『・・・・・』)
   『自転車だって車両です。一時停止の標識があったでしょう
    あなたの方にも落ち度があったことを認識してください!』


あれっ なんだか風向きが変わってきたな と思った瞬間だった



大阪地検の某主任検事が
郵便不正事件の証拠隠滅容疑で最高検に逮捕された
証拠品のFDの日付を改竄したというんだから大事だ
検察への信頼を根幹から揺るがすといってもいい大事件だ

沖縄地検では
三権分立を揺るがしかねない“政治的配慮付き”処分も出た
司法が政治に配慮したら 政治家の悪さを誰が断罪するんだろうか


20年以上前
国分寺の自宅アパート前で事故を起こした 人身事故だった
正月の3日に 買い物に行くため車で出発した直後だった
見通しの悪い狭い十字路を直進で通過しようとして
左側からノンストップで飛び出してきた自転車と接触した
自転車は転倒し乗っていた若い女性は下肢を負傷した
すぐに119番と110番に連絡し 女性は救急車に乗った
女性は幸い軽症だった

民事では被害者がなかなか協力してくれず難儀した
そんな中 警察経由で検察に呼ばれた
担当の検察官は 鋭い眼光をした中年の男性だった
ここで業務上過失傷害(容疑)の調書を取られたわけであるが
取調べは 精神的に かなりきついものだった

『スピードは どれくらい出ていたか?』と聴かれ

『メーターを見ていなかったからわからない』と答えると

『それじゃあ答えにならない!』と返された

そう言われたって 事故直前にメーターなど見るはずもないし
嘘も言えないので しょうがないから 下を向いて黙っていると
検事の方から
駐車場から事故現場までの距離 アクセルの踏み具合 運転の傾向
など 細かいことをいくつか聴かれ それに答えていたら

いきなり 『じゃ ○○Kmだな』と言われ

一瞬呆気に取られたが 話の流れと検事の“押し”で

思わず 『は い』と言ってしまった


調書の“真実”なんて こんなもんなんだと思った瞬間だった



私は人並みに政治に興味がある

でも 政治家になる気はまったくない
なぜか何人かの方に選挙への出馬を薦められたが・・

欧州のどっかの国のように 議会を夜間に開き
そんでもって 議員報酬をなくすんだったら
やってもいいかなー などと思わなくもない
なまじ報酬などあると足枷になるだけだ

以前親しくしていた元議員の方に

『どうして議員を辞めたんですか?』って聞いたら

『選挙は“狂わなければ”できない
    もう そんなエネルギーはない!』と言われた

いやいやいや 現実はまちがいなくそういうことなんだろう
要するに“まともな神経”では選挙戦を勝ち抜けないということで
こうなると 政治理念も良識も選良もへったくれもなんにもない
選挙カーで近くまで来て 手を振るところを見ないと
その人(候補者)には“入れない”という選挙民がいる限り
議員さんが“まとも”でいられることはないと思う

先日 元議員の奥様と話していたら
本人よりも家族 とりわけ奥様がたいへんなんだそうで

『電柱にぶつかっても スミマセン と言え』と言われ

実際 遠くて誰だか判別不能の人にも挨拶をしていたとのこと
ここまでくると なんのために政治家を志すのかわからなくなる

国会議員はちょっと無理があるかもしれないが
県・市・町・村会議員クラスで議員報酬をなくしたら
いったいどれぐらいが議員として留まるのであろうか
まあ おそらく恐竜絶滅の如きに?激減するであろうが
そうやって残った議員がホントの政治家だと思うんだがなー・・

英国のブラウン首相が本音を言って窮地に陥っているようだ

それは次回に