おらだの会3

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  • 林博昭「おしょうしな ~車両のない山形鉄道~」

     6月5日(金)から、林博昭さんの「おしょうしな ~ 車両のない山形鉄道」が、スタートします。「車両のない」というタイトルを見た福島の方が、「私も列車が入らない鉄道風景を撮りたいと思っていたんです。絶対見に来ます。」と言ってました。  加えて「おしょうしな」というのも驚きです。林さんは自身のSNSに、このタイトルに込めた思いを綴っていました。「『おしょうしな』とは山形県置賜地方の方言で『ありがとう』という意味です。このローカル線を維持してくれる人々に感謝の意を込めてこのタイトルを選びました。」。でも本当は『頑張れ山鉄!』にしたかったのですが『頑張れ』の方言が分からなくて、『おしょうしな』にしたのだそうです。    『おしょうしな』の語源については、改めて「成田駅前の変な民俗学者」がお話ししたいと思います。林さんの作品は、私たちが気付かなかったものを教えてくれるような気がします。どうぞおいで下さい。
    2026.06.01
  • 7人展の作品から  羽前成田駅の春

     「7人展Ⅹ」の最後に紹介するのは、遠藤博さんの「駅の春」です。この作品を見た時、「あれっ、この構図は初めて見たなあ。」と思いました。    今まで桜と列車と駅舎の三つのポイントを扱った作品はありますが、いづれも桜か列車が主役になっているのです。しかし遠藤さんの作品は、駅舎が主役になっています。    この作品をご覧になった方が、「この方は、駅舎が好きなんですね。」とおっしゃったのが印象深いものでした。そうなんですよね、ふるさとの風景の主役は100年駅舎だったのだ、と思いました。遠藤さん、気づかせてくれて、ありがとうございました。   【おらだの会】「7人展Ⅹ」は、明日31日の午後3時で終了となります。ご協力下さいました作家さん、誠にありがとうございました。今回は今まで以上に、沢山の方にご来場いただき、「フラワー長井線にはいろんな魅力があることを知った」、「素晴らしい作品なので大きなサイズで見たかった」などたくさんのご意見や感想をお寄せいただきました。ありがとうございました。来週からはまた新たな展示が始まりますので、どうぞ足をお運び下さい。
    2026.05.30
  • 7人展の作品から  カメラマンはどこを見てる?

     八巻孝男さんは、松川橋梁の四季を提出してくれましたが、紹介するのは「夏」と「冬」です。「夏」は夏草の濃い緑と青い空、そして絵筆で粗挽きしたような白い雲が、爽やかでエネルギッシュな夏の景色を捉えているようです。「冬」は、一面靄に包まれた中を最上川の水面が光り、影となった列車が鉄橋をわたる光景が水墨画のように描かれています。    この二つの作品を見て、シャッターを切る時に八巻さんの目は、どこに焦点を合わせているのだろう、という疑問が湧いて来ました。そして自動車教習所での初めての路上訓練の際に教官から言われた「一点を見てはいけない。前方の全体を見ながら注意すべきポイントを掴まえろ」との言葉を思いだしました。    写真家は雲や靄、草や川面といった画角の全体を確認しながら、橋梁を上って来る列車の姿を意識の中で追いかけながらシャッターを切る。そんな作業を行っているのかも知れない。静と動という相反するものを追いかけながら、光と色彩をも一枚の中に封じ込める、それが鉄道写真の醍醐味なのかも知れないな、などと妄想してしまう。
    2026.05.28
  • 7人展の作品から  隠されたトライアングル?

     次に紹介するのは加藤弘一さんの作品です。加藤さんの作品には果樹や草花とフラワーライナーが取り込まれた作品が多いのですが、今回紹介する「夕暮時」は、とりわけ印象的な仕上がりになっているように思います。  最初の驚きは水仙を夕暮れの光の中で映し出そうとしていることです。鮎貝駅の水仙を題材にした作品の多くは、朝あるいは日中の日差しの中で撮影されていたように思います。夕陽の程よい光を浴びて、水仙の花々が柔らかく輝いている。そして同じ夕陽を受けた列車の影が、風景に奥行きを与えているように感じる。    この作品を見ると、加藤さんの作品には三つのポイントが隠れているような気がします。「夕暮時」では夕日、列車そして水仙です。構図としてのトライアングルと色彩のトライアングル?が表現されているような気がします。加藤さんの「秋の実り」という作品にも、トライアングルが隠れているような気がしますが、皆さんはどのように見えるでしょうか。(加藤さん、素人の全く勝手な感想をどうかお許し下さい。)
    2026.05.26
  • 7人展の作品から  冬のホーム

     5月8日からスタートした「7人展Ⅹ」も、もうすぐ終了となります。作品の一部を紹介します。    今年は四季をテーマにした作品が多かったのですが、その中でもやはり「冬」の作品は素敵なものが多いと感じます。右は鈴木亮さんの「一番列車」、左は松永政和さんの「大雪の朝」です。どちらも冬のホームの光景ですが、鈴木さんはメルヘンチックに温かい雰囲気を表現。松永さんの作品は、降る雪と闘いながらホームに入る列車とそれを見守る人の影が映し出されています。    ふるさとの長い冬は、私たちに厳しい暮らしと共に、ホンノリと温かな想い出も残してくれたものだ。二人の作品を見て、ふとそんなことを思った。
    2026.05.24
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