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2025年5月31日 令和7年度山形県医療的ケア・緊急時対応研修会~ぽけっとぴーすの森~【ご報告】

  • 2025年5月31日 令和7年度山形県医療的ケア・緊急時対応研修会~ぽけっとぴーすの森~【ご報告】
  • 2025年5月31日 令和7年度山形県医療的ケア・緊急時対応研修会~ぽけっとぴーすの森~【ご報告】
  • 2025年5月31日 令和7年度山形県医療的ケア・緊急時対応研修会~ぽけっとぴーすの森~【ご報告】
  • 2025年5月31日 令和7年度山形県医療的ケア・緊急時対応研修会~ぽけっとぴーすの森~【ご報告】

皆様、日中の日差しが厳しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

当センターでは、先日「特定非営利活動法人ぽけっとぴーす しょうがい児者通所支援事業所 ぽけっとぴーすの森」の職員の皆様を対象とした研修会を行わせていただきました。

研修会の前半部分では、センター兼任医師の中村医師より「てんかん」についての講義を行いました。

また、医療的ケアの手技研修の部分では、講師の先生方のご指導のもと「吸引・気管カニューレの取り扱い」「経管栄養」「心肺蘇生」についての研修を行い、普段、医療的ケアを行っている看護師の方だけでなく、保育士や生活支援員の方などにも実際の気管カニューレやモデル人形を使用した吸引などを体験していただきました。

参加者の方より「普段みてはいるが、触れる機会のない器具を実際に触って試すことができ、良い経験だった。」とのお声をいただきました。

後半の「緊急時対応シミュレーション」研修では、シナリオを元に、緊急時の現場での対応を意識したシミュレーションを行っていただきました。繰り返し、緊急時の対応を確認しながら行うことで、実際の緊急時の場面でより冷静な対応ができると改めて感じました。

また、参加者の皆様から研修会の中で、ご質問をいただくことで私自身も大変学びの多い研修会となりました。

講師としてご協力を賜りました先生方、ご参加いただいたぽけっとぴーすの森の皆様ありがとうございました。

今後もセンターで行わせていただいております研修会がより良いものとなりますように尽力して参ります。

(山形県医療的ケア児等支援センター看護師)

 

2025.06.05:med-care:コメント(0):[お知らせ]

2025年5月23日(金)/山形市社会福祉協議会

  • 2025年5月23日(金)/山形市社会福祉協議会
  • 2025年5月23日(金)/山形市社会福祉協議会

https://www.yamagatashishakyo.or.jp/

『山形市社会福祉協議会』の「地域福祉課福祉のまちづくり係」「障がい者相談支援センター」にお伺いしました。

「地域福祉課福祉のまちづくり係」には「生活支援コーディネーター」が担当地区を持って支援しています。“地域支え合い推進員”という名称になじみのある方もいらっしゃるかもしれません。

その活動の一つとして地域の福祉力の形成に関するものがあります。地域の参加を広げたり、力量を高めたり、地域とともにサービスや活動を創出して、一緒に運営するため、様々な機関や団体と連携して支援体制を構築する役割を担っています。

実際にこれまでの事例として、医療的ケアを必要とするお子さんのご家族より、災害対策への不安の声が寄せられたことで、地域資源の確認がなされたこともあったそうです。

福祉避難所先はここ数年でも変化しています。病院や学校などでの受入れがされるようになっている地域があります。困り事は一人ひとり違うためひとくくりにはできませんが、要支援者が一つになって動くことで進展しやすいのではないでしょうか。

 

次に続いてお話を伺ったのは「障がい者相談支援センター」です。現在、医療的ケアが必要なお子さんの計画作成も担当されているそうです。例えば、健診をきっかけとしてご相談があり、お子さんの成長発達を見据えて児童発達支援事業所や放課後デイサービスなどサービスの利用につなげることがあるそうです。市内でご利用者自体は増えているとのお話がありました。

「障がい者相談支援センター」は山形市の基幹相談支援センターとしても役割を担っています。山形市と山辺町と広く他の相談支援事業所のサポートを行っておりフォローされています。

今後、部会などで市内の相談支援事業所が一同に会する機会にて、県内の状況をお伝えしたり、意見交換することで支援を一歩でも進めていくことができるよう力を合わせていきたいと思います。

(医療ソーシャルワーカー)

2025.05.30:med-care:コメント(0):[お知らせ]

2025年5月15日(木)/【米沢市】指定短期入所事業所レディアントサポート

  • 2025年5月15日(木)/【米沢市】指定短期入所事業所レディアントサポート
  • 2025年5月15日(木)/【米沢市】指定短期入所事業所レディアントサポート
  • 2025年5月15日(木)/【米沢市】指定短期入所事業所レディアントサポート
  • 2025年5月15日(木)/【米沢市】指定短期入所事業所レディアントサポート

https://nukumori-service.com/business/

米沢市にあります「指定短期入所事業所レディアントサポート」に訪問させていただき開設以降の状況や思いについてお話をお伺いしました。

2024年10月に開設されてから地域を超えての相談があり、毎月見学の申込みがあるそうです。「面談」「日中一時利用」と段階を経て短期入所の受入れをされています。実際に登録されている利用者の半数の方が呼吸器や導尿などの医療的ケアを必要とするお子さんや18歳を超える方とのお話しでした。

「家でやっているケア」を丁寧に聴きとり、大切にされていることが伝わりました。家庭と同様にできないことがあったとしても、どんな形にすればやることができるのか話し合いを重ね、スタッフ間で共有されていました。

同施設に過ごす高齢者とお子さんの触れ合いも刺激になり、そのような姿をみるのもケアに当たる中の喜びとなっているように感じました。

 

県内のレスパイトについては利用の難しさから課題となっています。

「小児は経験がない」から「基本在宅ですごされている」と抵抗感への意識を変えて、取り組み先が増えて欲しい!というエールをいただいております。

情報についての課題も示していただき、今後安心して利用するための共有のツールなどについても考えていきたいと感じました。

施設名である「レディアントサポート」は、利用者・家族・スタッフとみんなが主人公として光り輝くことができるように、辛い経験があっても光が当たるようにという思いをこめて命名されたそうです。

スタッフのみなさんの笑顔は「レディアントサポート」のあたたかな光そのものでした。

(医療ソーシャルワーカー)

2025.05.16:med-care:コメント(0):[お知らせ]

2025年5月14日(水)/「山形県難病相談支援センター」小児慢性特定疾病児童等自立支援事業について

  • 2025年5月14日(水)/「山形県難病相談支援センター」小児慢性特定疾病児童等自立支援事業について

https://www.yg-nanbyoucenter.com/%E5%B0%8F%E5%85%90%E6%85%A2%E6%80%A7%E7%89%B9%E5%AE%9A%E7%96%BE%E7%97%85/

4月に引き続き、『山形県難病相談支援センター』に委託されている小児慢性特定疾病児童等自立支援事業について、その位置づけや内容、取り組みについて共有の機会を設けていただきました。

現在、小児慢性疾患は800もの疾病が指定されています。

県難病相談支援センターに配置されている「小児慢性特定疾病児童等自立支援員」は、病気を抱えることにより自立が難しくなっているお子さんが、社会生活を送りやすいように相談の対応や情報提供を行っておりアウトリーチも可能です。

「就園支援」「就労支援」などは当センターと重複している業務になります。時には両センターで力を合わせていく場面があったり、どちらのセンターの関りがお子さんの課題解決の支援として最もよいか検討することも考えられますが、何より連携することが重要に感じました。

4月教えていただいた「就労支援」は、「卒後」の課題の一つです。県難病相談支援センターでは既に取り組みが行われており、多くの経験と実績があります。就労に限らずとても学びが多く、当センターの支援に積極的に生かしていきたいと思います。

難病相談支援センターの「交流会」などでは、直接「小児慢性特定疾病児童等自立支援員」の担当者の方にお会いできる機会があるようです。ぜひイベントにも参加してみてくださいね!

(医療ソーシャルワーカー)

2025.05.15:med-care:コメント(0):[お知らせ]

2025年5月14日(水)/災害時対応「在宅難病患者 災害時移送システム」(KINTシステム)に学ぶ

  • 2025年5月14日(水)/災害時対応「在宅難病患者 災害時移送システム」(KINTシステム)に学ぶ

https://www.als-yamagata.com/

現在、災害時対応で避難先や手段を検討中のお子さんやご家族、支援者の方もいらっしゃると思います。避難先や電源確保、備蓄、医療物品…と多くの課題がありますね。

災害対策として『移動手段』についても同様で、災害種別により道路事情が変わるため、場合によっては何パターンかの方法をお考えのケースもあるかもしれません。

4月に引き続き「山形県難病相談支援センター」の取り計らいにより、平成26年に開始された山形県難病等団体連絡協議会の『在宅難病患者 災害時移送システム』(以降、KINTシステム ※読みはキントシステム)の仕組みについて、日本ALS協会山形県支部の事務局長様より情報を提供していただきました。

KINTシステムの対象は県内の人工呼吸器を24時間装着している在宅の難病患者の方です。

事前にKINTシステムの利用について主治医に相談の受け、利用の申込みを行います。現在、契約に関しては日本ALS協会山形県支部が手続きに関して支援を行っています。患者家族とタクシー会社の二者の契約により、災害時の移送業務が行われます。

おもな流れとしては①災害発生時、②迎車、③移送となります。

それぞれに条件があり、①は「停電を伴う震度5弱以上の災害が発生」「長期停電」、②道路事情による対応困難な場合があること、③は介助人の同乗や運転業務以外のことについて依頼することができないといったことなどです。

KINTシステムを利用することで、どのような流れで避難することができるのか、担い手であるタクシー会社の減少など、課題を含め貴重なお話しを伺うことができました。

続いてうかがった停電時自動点灯する「防災LEDシーリングライト」など蓄電できる照明器具への交換や地域や関係機関とのやり取りや地域の方への顔つなぎは、「自助」や「共助」の取り組みにつながると伺い、大変参考になりました。

(医療ソーシャルワーカー)

2025.05.15:med-care:コメント(0):[お知らせ]