タラノ木

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タラノキ(?木[3]・?の木[4]・惣木[5]・?木[6]、学名: Aralia elata)は、ウコギ科タラノキ属の落葉低木。別名は数が多く、「タランボウ」「オニノカナボウ」など地方によって様々な呼び名がある。新芽が山菜として有名なタラの芽(?芽)で、天ぷらなどに調理されて食べられる。

名称

標準和名とされているタラノキについては、名称の由来はよくわかっていない[7]。

別名は数が多く、タラ(?、?)[8]、ウドモドキ[9]ともよばれるが、地方によってはタランボウ[9][3]、オニノカナボウ[10][9] 、タラッペ[9]、イギノキ[9]、トゲウドノキ[3]などの様々な呼び名がある。中国名は「遼東?木」[1]。春に萌える若芽は、タラノメ(タラの芽)とよばれている。

分布と生育環境

日本の北海道・本州・四国・九州のほか、朝鮮半島、中国、千島列島、サハリンの東アジア地域に分布する[11][12]。

平地から標高1500メートル以上までの山地の原野、河岸、森林、林道脇など明るい日当たりの良い山野に自生する[13][9][4]。特に、野原ややぶ、崩壊地などの荒れた場所に生える[5][6]。いわゆるパイオニア的な樹木であり、森林が攪乱をうけると、たとえば伐採跡地に素早く出現し、大小の集団を作って群生する[9]。栽培もされる[4]。

特徴

落葉広葉樹の低木から高木で、高さは2 - 6メートル (m) 程度になり[9]、幹、枝、葉にも鋭いトゲが密にある[3][14]。生育環境にもよるが1年で20 - 60センチメートル (cm) ほど伸び、5年で3 mに達するものも珍しくはない。幹はあまり分枝せずにまっすぐに立ち、単一または分岐する[9]。細い幹の樹皮には、幹から垂直に伸びる大小の鋭い棘が多くつくのが特徴である[11][9]。幹が太いものは樹皮が縦に裂けて、見た目の印象が変わる[6]。春に見られる芽は枝の先に出る[3]。

葉は互生し、幹や枝の先端だけに集まってつき、夏には傘のように四方に大きく葉を開く[13][9][3]。葉身は奇数2回羽状複葉で、全体の長さが50 - 100 cmにも達する大きなものであり[5]、全体に草質でつやはない。葉柄は長さ15 - 30 cmで基部がふくらむ。小葉は長さ5 - 12 cmの卵形から楕円形で先が尖り、裏は白みを帯び、葉縁に粗い鋸歯がある[11][15]。葉軸にはトゲが多い[4]。葉全体に毛が多いが、次第に少なくなり、柄と脈状に粗い毛が残る。秋には赤色や橙色に紅葉するが、紅葉しはじめは紫色になりやすい[4]。

花期は晩夏(8 - 9月ごろ)[5]。幹の先端の葉芯から長さ30 - 50 cmほどある総状花序を複数つけ、多数の径3ミリメートル (mm) 程度の小さな白い花を咲かせる[11][13][9]。花弁は三角形で5枚、雄蕊は5本で突き出ている。自家受粉を防ぐため、雄蕊が先に熟して落ちた後、5個の雌蕊が熟し、秋には黒色で直径 3 mmほどの小さな球状の果実となり、10 - 11月ごろに熟す[13][16][5]。

枝先にできる冬芽の頂芽は大きく円錐形で、側芽は互生して小さい[6]。冬芽は芽鱗3 - 4枚に包まれている[6]。葉痕は浅いV字形やU字形で、維管束痕が30 - 40個ほど見られる[6]。

分類上は幹に棘が少なく、葉裏に毛が多くて白くないものをメダラ (f. subinermis) といい、栽培されるものはむしろこちらの方が普通

2026.10.09:masato0525:[コンテンツ]

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