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メリークリスマス
クリスマスの時期が来ると思い出すことがある。
それは今から40年ほど前の双子の子どもが2年生の時のことである。その年の12月24日はものすごい吹雪で大雪であった。車も走るのが大変で雪を片付けてもあっという間に積もってしまうほどの雪であった。クリスマスイブで子どもにとってはプレゼントの届く日であった。サンタさんがこれなくなると小さな体で雪かきを必死になって行っていたと妻から聞いた。はいてもはいても積もる雪に悲しそうだったという。
そして翌日無事子供の枕元にはプレゼント置いた。その日、妻は二人の子どもにサンタクロースはいないことを告げたという。家を建てるのにお金がかかるのでもうプレゼントはあげられないとその理由を説明したところ、その時の子ども達が落胆した姿は今でも忘れられないという。声も出さずに座り込んでいたという。小学校の2年生であった。もちろん翌年からは子ども達の希望を聞いてプレゼントを渡してきた。
サンタがいないことを教えるのが早かったかなと後悔しながら話題になるのが恒例である。今は孫の「ジジババサンタ」である。