先行きは・・・・けれど優雅な時間に。

店主と女将の早めの出かけとその前の業務遂行が重なった・・・・。

私の出かけ先で息子保育園の三役の相談も兼ねて、結構話し込んだ。
懇願しようとした当事者の生活の難儀を聞くに及び、この歳にでもなれば皆、結構な問題事は存在し、私だけではないのだと痛感したのだが・・・・。

開店予定時間になっても店内展示がまだの散々な状態を見るに付け気持ちにも又もや嫌気がさしてきたのだが・・・・・

久々に展示から、大切な店頭にある赤井社製のVHSデッキで『去年マリエンバード』を再生させてた。店主との口論で名画ビデオソフトは店内から自宅へほとんど運んだのだが、置いておいて心が和むソフトを少々だけ。
その内の一本が『去年マリエンバード』だ。
アラン・レネ監督の難解な仏映画でもある。
読解力のない私は、今作を店内でのもっぱら優雅になる気分転換に使う。モノクロームに社交界的映像が映って。

途中、画像が乱れたが難なく最後まで。巻き戻しは別のビデオデッキに委ねた。赤井のソレの労わりの為に。壊れれば直さぬが、棄てることはまずないだろう!日本の映像機器の絶好調時代で早、四半世紀は経つ。当時の赤井デザインが大いに反映されてとても素敵だと思っている。

続いて、イザベル・アジャーニ主演、巨匠監督が撮る、『アデルの恋の物語』少し再生して、今の日記(ブログ)の途中、映像をチラ見。
青空色のドレスにアジャーニのバストが張り詰めている。映像が鮮明なのにビックリした!!

このビデオデッキの≪先行き≫は・・・長くないと思う。
この長く続くことはない『優雅な時間』を嬉しく痛感することにして・・・・・

先行きのこちらも見えない我、自営業だけれど・・・・優雅時間も時にはあるだろうと名画のように期待することにした。
2010.02.09:amaiseikat:[映画ドップリこん]

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