六十の手習い

2~3日前に「ちょっと、お願いごとがあって・・」とお電話をいただいた。

電話の主は、公務員退職後にある財団法人に勤務され、今年3月末で退職された女性。(仮にCさんと呼ぼう)
知り合ったのは、Cさんが財団法人で研修の仕事をされていたとき。

打合せをしていると、人柄がでるもので、物腰が柔らかく、穏やかで人の話をよく聴いてくださる。

そんなことがきっかけで、雇用・能力開発機構が開催するキャリアコンサルタント養成講座を勧めてみた。

それから1年余り音沙汰がなかったけれど、1ヶ月ほど前連絡があり、「退職しました」と「キャリアコンサルタント養成講座を無事修了いたしました」との報告にきてくださった。

講座は長丁場だし、修了課題もあり、とてもとてもやりきる自信がなくて、誰にも黙っていたとのこと。修了証を見せてくださる笑顔が晴れがましいこと。

そして、いただいたのが、冒頭の電話。

再度お会いして話を聞いてみると、30名の同期生で勉強会を計画しているとのこと。その第1回の講師を引き受けて欲しいとのことでした。嬉しかったなぁ。
もちろん、二つ返事でお引き受けしました。

勉強はしたけれど、継続的学習の場、実践の場がないのがキャリアカウンセラー資格取得者共通の悩み。そこを私がどのように進んできたかを話して欲しい、との要請でした。

それにしても、Cさん、だんなさんのご両親の介護をされながらの勉強で大変だったみたいです。勉強に専念するため、一足先にリタイアされていたご主人が「主夫」をやってくださったとのこと、大変感謝しておりました。

素敵なご夫婦のようです。

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