バブルが崩壊してから、私たちはずっと就職が難しいと思い込んでいますが、実は採用はもっと難しいのです。
そして、後継者がいないから会社を売りに出したり、廃業するといったことから、事態は悪化して、働く人(作業者)がいないから会社が継続できないという会社が現れはじめました。
前々から予想していたし、企業の経営者には伝えてきたことですが、この状況はますますひどくなるでしょう。
すこし説明しますと、、、
背景には団塊の世代のリタイアと少子化があります。
団塊の世代の方々がいよいよ65歳を迎えて、働くことを辞め始めたのです。
一方、新たに高校を卒業したり、大学を卒業する新戦力の数は年々減ってきています。
ここに来て、ちょっと景気が回復したため、一気に人手不足が表面化してきたと言うわけです。
解決は簡単ではありません。
一昔前のようにハローワークへ求人を出したからといって都合よく応募があるような時代ではありません。
企業が人を選ぶように、求職者も企業を選ぶ!
簡単には採用できないのです。
離職者が出ると、今いる社員についつい無理がかかります。
無理がかかった社員は、もっと良い条件のところを探して転職してしまいます。
そして、悪循環に、、。
これを解決するには、まず経営者の意識転換が第一。
「採用してやる」→「一緒に働いていただく」へ。
第二に、処遇改善。
第三に、教育。
黙っていても仕事があるときはいざしらず、結局、変化の世の中を生き抜いてきた会社は、例外なくすべて教育に力を入れています。
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