昨日、80km位車で走ってある企業を訪問した。
もちろん、守秘義務があるので具体的なお話はできないが、当たり前のようだがなるほどなと思ったおはなしを伺ったので書いてみたい。
事業所は片田舎だが、仕事は全国どこでも手がけている。
年商で30~40億円規模の会社だそうだ。
しっかり本業でやっていて、さらに地元の特産品を使った仕事をしたい、それで雇用を増やしたいとの思いから新規事業に乗り出したそうだ。
そもそもは雇用対策から始まった。
2年前から補助金をもらいながら、会社としても投資のつもりで特産品を作り始めた。
商売となる素材の目処が立ち、それをどのような形で売っていくかの段階にきたそうだ。
もちろん、売れるようになったら、商品に加工するための製造部門も必要だ。
このような話の場合、よく販売も製造もというどっちつかずの戦略に陥る経営者が多い。
ただこちらの社長は、「第一優先は営業」とはっきりしている。
売ったら、ちゃんと必要な量を作れるだろうかと心配しがちだが、売れなければつくっても仕方ないのである。
もう一つ感心したのが、その事業推進をになっている部下の方が、同じような意識に立っていること。
これも当たり前のことなのだが、しっかりとベクトルを合わせることは、言うほどに簡単ではない。当事者が自分の口で自分の言葉で語れなくては、やらされ仕事になってしまう。
お会いした社長は60代半ばだが、事業欲にますます盛んのようだ。
30代後半の後継者がしっかりいらっしゃる。
引き継ぐことがある、ということが新たな事業に駆り立てるのかもしれない。
【本日の学び】
新規事業は、注文が先、作り方は後。
新規事業を立ち上げる、とは!
2011.06.22:yukio:[とびとび日記]
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