愛知からの間違い電話、そこにご縁があった

大阪から帰郷している義姉を乗せ車を運転しているときにiPhoneがなった。

運転しているので当然とれない。

自宅に帰った後、電話を見てみると見知らぬ番号。
とりあえずコールバックしてみる。

「もしもし、キャリアクリエイトの原田ともうします。」
「キャ・・、キャリ・・・・??」

「はい、山形のキャリアクリエイトともうしますが!? 着信が残っていたので、折り返したんですけど・・」
「かけてませんよ~」

(しばしの間)

「あっ、間違ってかけたかも。申し訳ない」
「いえいえ、どういたしまして」

「いただいた電話で申し訳ないけども、そちらの地震の状況はいかがですか? ○○○さん(会社名)に電話をいれているんですけど、つながらないんです」
「村山市の○○○さんですね。たぶん大丈夫たと思いますよ。仙台はひどいですけど、山形はライフラインは生きてますから。もしかしたら、工場の機械などは多少の被害を受けたかもしれませんが。」

と状況を伝え、その場は終わった。


5~10分後、再び電話が。内容は、

「非常にご親切にしてくれたので、ちょっとお伺いしたいのですが。。私どもは愛知県の会社で仙台に加工取引先があり、そこが被災してどうしようもない状態なんです。山形でそんな加工先をご存知ですか」

とのこと。

いろんあやりとりをしたが、要約すると加工先が欲しいこと、自社製品の営業マンが欲しいことがわかった。

互いに「これも何かご縁でしょうから」と電話を切る。


夕食の買い物をして、自宅に帰って先方の会社をネット検索してみた。

あらたな事実が!?

会社概要を見ると代表取締役の名前が「□□幸雄」とあるではないか!
読み名だけでなく、字までわたしと一緒。

震災はつらく悲しく苦しい出来事だけど、いろんなものももたらすようだ。

昔、小学校の頃かなぁ。メソポタミヤ文明の記述で「チグリス・ユーフラテス川の毎年の洪水が肥沃な土をもたらし・・」とあった。自然災害は悲惨な状況ももたらす一方、恵みももたらしてくれるのかもしれない。いや、そうして行こう。

愛知の「幸雄さん」どうぞ東北にたくさんの仕事を贈ってください。




2011.03.21:[とびとび日記]

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