6月9日付の山形新聞文化欄「文学碑のある風景」で、銀山温泉にある結城豊太郎先生の句碑が紹介されていた。この記事で結城先生の俳句があることも、句碑があるも初めて知った。
新聞によると結城先生は大石田町の資産家で地方開発に尽力した田中豊氏と親交があり、安田銀行を退任した結城先生が田中氏に誘われ、銀山温泉に一泊した時に詠んだ句であるという。
この田中氏は銀山温泉の開発を行い、「銀山の銀と温泉」という本を出版している。結城先生はこの本の序文に原稿を寄せている。句碑に向かう道のそばに田中豊氏のレリーフ像がある。
記念館の講座でこの銀山温泉の句碑を訪ねた。深い緑に包まれ、澄んだ銀山川には魚が泳ぎ、涼しげに滝が水しぶきをあげているその先に句碑があった。その句碑と対面し感動した。
ぜひ一度訪問してみてはいかがですか。