5月24日は結城豊太郎翁の生誕140年の誕生日である。この誕生を記念し毎年「記念館春まつり」を開催している。このまつりには、七一登梯組が梯子乗りを披露してもらっている。
この梯子乗りに先立ち、市内で看板塗装業を行っている曽根原力氏より、七一登梯組に梯子乗りの演武に使う纏いが寄贈され、その披露が行われた。
また、今回は宮内の山口姿(しな)さんのミニライブが行われ、魅力的な歌声が披露された。さらにお餅つきが行われ、納豆餅とあんこ餅がふるまわれ、ささやかな春のお祭りが終わった。
この4月24日で生存していれば140歳。世の中が大きく様変わりしたが今も結城先生のなさったことや教えは息づいているのでは。
結城先生の先祖は上杉藩の家臣であり、会津から米沢に移り住んだ時に現在の長井市下伊佐沢に帰農したといわれている。確かなこととして、結城家のお寺龍雲寺が伊佐沢にあり、結城先生の書が本堂に掲げらている。
また、伊佐沢には結城屋敷、結城馬場といわれる場所もあると聞いていた。昨日伊佐沢公民館から「結城屋敷」に関する情報をいただいた。結城屋敷が確かにあったといわれており、その場所も教えてもらったので早速訪問してみた。周りに民家が2軒建っており、結城屋敷としての確固たる証はないが、こんもりとした森は確かに屋敷の雰囲気を伝えている。
南陽市立宮内小学校の4年生の児童が社会科見学の一環として来館し熱心に見学。ふるさとを好きになりふるさとを思う心を大切にしてほしいとメッセージを贈った。