毎年1回臨雲をという結城先生の号を冠した「南陽臨雲ロータリークラブ」の例会が臨雲文庫で開催された。南陽臨雲ロータリークラブは記念館が主催して行っている「中学ふるさとづくり作文コンクール」を共催していただき、財政的な支援をしてもらっている団体である。
例会では館長の卓話の時間があり、今回は「結城豊太郎と安岡正篤」と題して二人のかかわりや安岡正篤の生涯を話した。
最後に記念館の庭に植栽したしだれ梅の記念事業に協賛し、協賛金をいただき、記念写真を1枚。
先日山形東高同窓会報70号が届いた。その表紙を飾っていたのは見慣れた写真が数枚あった。
山形東高は結城豊太郎翁の母校であり、大蔵大臣に就任したときに母校を訪問している。その時にお土産として持参したのが、「奉公旗」と呼ばれる旗である。この奉公旗が長い年月を経て、少しずつ朽ちてきていて触れないほどであった。修復してほしいと願っていたところ、奉公旗が修復できたと同窓会報で知った。
この奉公旗にもいくつかのエピソードがあるが、この奉公旗にしるされた「奉公」「Boys,be ambitious」はどちらも結城翁の生き方の中でもとても大切にしてきた言葉である。その旗が修復できたという知らせにうれしくなった。