友の会総会終了後、会長の佐藤庄一氏による「上杉鷹山と西郷隆盛をつなぐもの　ー郷土の歴史へのアプローチー」と題する講演が行われた。会員の研修として実施されたものであるが、さすが歴史を研究なさっている佐藤会長だけあって、様々な逸話とともに、西郷隆盛と上杉鷹山、細井平洲、結城豊太郎先生のつながりを詳しくお話しいただき、様々なことを知ることができた。

記念館には結城先生が残された「嚶鳴館遺草」があり、この資料からわかる結城先生との関わりをひも解き、興味深くお聞きした。

研修終了後、ささやかな懇親会も行われ、時間を忘れて研修のこと、結城先生のことを歓談した。

２７年度の友の会総会が臨雲文庫で行われ、事業計画や予算が承認され、役員は２６年度から２年の任期であることから引き続き佐藤庄一氏が会長となり、以下すべての役員が留任した。

佐貝全健氏の案内で、鹿児島県立図書館原口泉館長さんをはじめとする３名が鹿児島県から来館した。記念館には東京から移築された薩摩藩江戸屋敷の門があり、結城先生も西郷南洲を敬愛していた。山形県と鹿児島県との関わりから県議会議員同士の交流が始まり、今回の来館となったとのこと。

これを機会に薩摩藩江戸屋敷の門について、さらに詳しくわかるかもしれない。調査結果を待ちたい。

記念館の庭に咲いているピンクの花が遅咲きの桜と紹介したが、図鑑等で調べてみると「ハナカイドウ」では。詳しくご存知の方　ご一報を。