遺芳録上巻に「臨雲文庫は横浜新子安の結城翁の別邸を移築した」との一文が記されている。先にこのブログでも紹介したが建設業界大手の清水建設が横浜新子安の結城別邸を建築したことがわかり、東海大学工学部建築学科小沢朝江教授ら関係者6名が調査に来館した。
臨雲文庫の入り口の土間の空間は古材、3つの和室などは新材を使い新しく建てられたものではないかと説明があった。臨雲文庫は横浜新子安の別邸を移築したものとは考えにくいとの考えが示された。正式な報告は後日とのことであるが、貴重な建物であり大事に保存していただきたいとの話があった。
初めて聞く臨雲文庫の建設にかかわる話は貴重な内容で、とても有意義かつ楽しいひと時をもつことができた。
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