今年度第2回の施設活用文化講座は、企画展示「児童文学者 須藤克三展」のギャラリートークとして、須藤克三先生と親交があり、ともに児童文学に取り組まれた鈴木実氏を迎え開催した。
鈴木実氏は本沢村(現在の山形市長谷堂)出身で、早稲田大学政治経済学部、さらに山形大学教育学部を卒業され、本県の教員として勤務のかたわら、児童文学で活躍なさった方である。
須藤先生をはぐくんだ生い立ちや宮内町(現在の南陽市宮内)の地域にも触れながら、児童文学にかかわってきた須藤先生の生き方を話された。須藤先生の祖父母や両親のこと、宮内の熊野神社と吉野の水林と今回の水害とのかかわり、さらに山びこ学校と無着成恭と須藤先生のかかわりなど、須藤先生を知る貴重なひと時を持つことができた。
参加者は決して多くはなかったが参加者に感動を残して終わった。もっと聞きたかったとの感想も聞こえた充実した講座となった。
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