旅館「御殿守」を訪問した際に、展示室に展示してある結城先生の書を説明してもらった。
「舌上有龍泉」と書かれているが、漢文や中国の古典に全く縁のない私にとってはどのような意味かもわからない。
石岡社長の話によると、仏教の経典に見られる言葉で、この書には次のように続く言葉あるという。
「舌上有龍泉,殺人不見血」
舌の上に有る龍泉(剣)が、人を殺しても血を見ないと和訳でき、「龍泉」と は「宝物、名刀」(だったと思うが?)と解することができる。
「言葉は血を見ないで人をも殺すことができる」と、言葉の大切さを語る書ではないかとの話である。
石岡社長は若い子育て中のお母さん方に今こそこの言葉を贈りたいという。
子供にかける言葉一つが子供を大きく伸ばしたり、やる気をなくしてしまったりと、言葉がけの大切さは言うまでもない。
皆さんはこの書をどう解釈しますか。
結城豊太郎記念館ホームページ
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