結城先生の母校山形中学（現在の山形東高）では、校長先生自らのご案内で、同窓開館、講堂、そして校内を案内していただき、特に校内の廊下に展示している結城先生揮毫の「Boys Be Ambitious」は結城先生が母校を訪問した時に寄贈されたものではなく、同校の卒業生で現在山形銀行頭取の長谷川吉茂様からの寄贈の品であることがわかった。この書は今も同校生徒たちを励ましているとのことであった。

同校には「奉公旗」が今も保存されているとのことであったが、破損がひどく見ることができなかったので、以前訪問した時に撮影したものを紹介する。また、正面玄関を入って左側の階段を登ると、おどり場に結城先生揮毫の書も掲げられていた。さらに同校の卒業生で総理大臣となった小磯国昭氏同校を訪問したときも結城先生の奉公旗が演壇に掲げられている写真を見せていただいた。

結城先生の思いを感じとることができたひと時となった。

今年度第１回の記念館主催臨雲講座は「結城先生ゆかりの地をめぐる」と題して、結城先生の母校山形中学（現在の山形東高校）、県教育資料館（元山形師範学校）、そして先ごろ紹介された銀山温泉の結城先生の揮毫した歌碑を訪ねた。

14名の参加者があり、天候に恵まれ充実した研修となった。特に銀山温泉の歌碑はこれまであまり話題にのぼっていない場所であり、貴重な研修となった。

漆山双葉保育園の３歳児から５歳児までの１９名が記念館に来館。結城豊太郎先生の紙しばいや論語の素読体験、記念館の見学と盛りだくさんの学習をして帰った。

幼児期における子ども達の学習の一つとして有効かなと感じた。

漆山双葉保育園の山田園長先生から次のようなコメントを寄せていただきました。

漆山双葉保育園児の結城豊太郎記念館見学御礼