第２回企画展示が終わった。この企画展示で錦三郎先生が明らかにした「雪迎え」というクモの話を紹介している。錦先生の研究によれば、晩秋のあたたかい日にクモが飛び立つという。１１月２日、晴れたあたたかな日となった。「雪迎え」はもういないといわれているが、カメラをもって白竜湖にいってみた。

白竜湖は悲しいほどの姿で私を迎えてくれた。湖面はヒシに覆われ、回りは私の背丈よりはるかに高いヨシに覆われ、その中に入ると出口がわからなくなるのではないと思われる様子である。

もちろん「雪迎え」は見つからなかったが、小さなクモが草むらを這っていた。

何日もかけてじっくりと腰を据えて探せば「雪迎え」が見つかるかもしれないと思った。

東京音楽大学の３名がひよこプラザの相沢さんと一緒に記念館に来館した。音楽活動をしている３人で、そのうちの一人は宮内出身という。

記念館ロビーに置いてあるピアノを弾いてほしいとお願いしたところ、２曲を演奏していただいた。

ロビー一杯にピアノ、鍵盤ハーモニカ、トロンボーンの演奏の音が響いた。保育園や幼稚園を訪問し、ボランティアで演奏活動をしているグループとのことで、できたら来年は小学校なども訪問したいとのことであった。ぜひ、記念館ロビーでもコンサートをしてほしい。

http://wondash123.wixsite.com/wondash

好評のうちに「錦三郎と白竜湖」展が終わった。正式な数字は出ていないが、来館者も多かったのではと喜んでいる。

最終日に来館した女性は「クモにささげられた情熱が感じられてすばらしいの一言です。植物から風物、赤湯の文化、白竜湖の成り立ちなど今回見せてもらって興味がわきました。湖の自然を守っていくことの大切さも感じられました。ありがとうございました。」と感想をよせられた。

今回展示した白竜湖で使われていた谷地舟や足踏み式揚水機は２階ロビーに展示し来館者にみてもらうことにしている。

来週からは第３回企画展示として「結城先生が学んだ仏の教え、孔子の教え」が始まる。ぜひご来館ください。