「舌上有龍泉」と揮毫された書が本堂に掲額されていた。この書と同じ文面の掛軸が赤湯温泉御殿守に所蔵されており、展示されている。

落款はないが間違いなく結城先生の書と思われ、結城先生が昭和１６年（？）に訪問したときに書いたものであろうか。

ようやく結城先生のルーツが分かりかけてきた。専門家ではないが調べることの面白さを実感している。

結城豊太郎記念館ホームページ

結城家の菩提寺には結城先生も訪問していることが、口述の資料に載っている。その龍雲寺に結城先生が緞子の緋の衣を寄贈している記録もあった。

結城豊太郎記念館ホームページ

先日訪問した長井市下伊佐沢にある龍雲寺に再度でかけた。幸いにも住職の武田俊英氏にお会いすることができた。

この寺は１６５９年に創立の古い寺であり、結城家の菩提寺として何か記録に残されているものはないものかと尋ねたところ、過去帳に結城家の当主が代々名乗っていた結城弥右ェ門の名前を探してくれた。

安永元年の前の年であり明和８年（１７７１年）と思われる年にその名前があった。とすると、それ以前からこの寺が結城家の菩提寺であることがわかる。江戸時代であり苗字がついていることから、かなり位の高い家であることも容易に想像できる。

結城先生の口述の記録によれば、上杉家の家臣であり、米沢に減封されたときに伊佐沢に帰農したと古老から聞いていたとのことで、その話を裏付けることができるのではないか。

それ以降、何度も過去帳には結城弥右ェ門の名前が見られる。

結城豊太郎記念館ホームページ

記念館の資料から、結城家の菩提寺が長井市下伊佐沢にあることがわかった。早速菩提寺である龍雲寺を訪ねてみた。

雪の中に静かにたたずんでいた。残念ながら住職は留守であり、お話をお聞きできなかったが、資料によると結城豊太郎先生も訪れているとの記録がある。

再度訪問してみようと思っている。

結城豊太郎記念館ホームページ

結城豊太郎記念館の冬まつりを今年も開催する。これまで２回と同様に記念館の庭に雪灯篭をつくり、ロビーで声楽とピアノのミニコンサートを行う予定である。

昨年は猛吹雪の中、５０名近く聴衆が集まり素敵なコンサートを行うことができた。今年も声楽家の高橋沙織さん、バリトンの佐藤登さん、それにピアニストの沼澤美智子さんの３人である。ろうそくをともしながらロビーを飾りたいと勝手に考えているがどうなることやら。

当時は甘酒、玉こんにゃくとトン汁（準備を交渉中）の振る舞いもあるので、多くの方に来館していただきたい。

乞う　ご期待

結城豊太郎記念館ホームページ