南陽の文化をつむぐ 心をつなぐふるさと講座第3回は、安岡正泰氏を迎え、「結城豊太郎翁が師と仰いだ父安岡正篤を語る」と題する講演会を開催した。
多くの参加者で臨雲文庫はいっぱいになるほどで、80歳を超えたと思えないはつらつとした講師の話に充実した講座となった。
結城豊太郎先生が日本商工倶楽部を設立して80年。記念の一環としての来館とお聞きした。懐かしそうに旧日本興行銀行本店の写真を見たり、記念館建設のための寄付芳名のプレートに知っている方をみつけてなつかしそうにお話しなさるなど、短い時間ではあったが結城先生の在りし日を辿っていただいたのではないか。
昭和8年結城豊太郎翁は、わが国の中堅・中小企業の育成、発展を図るために、「日本商工倶楽部」を発足させ、初代理事長となっている。
現在の理事長岡本昻氏、前理事長など10名が来館し、記念館を見学していかれた。それぞれ金融関係OBの方々で、興味深く見学なさった。初代理事長である結城先生を冠した記念館ということで格別の思いで見学していただいたのではないか。こんどはじっくりとご案内したいものである。
小関賢一展が好評で多くの方が来館している。今日は小関賢一画伯の実弟 小関敏英氏(南陽市宮内在住)が来館した。小関敏英氏は小関画伯の絵をすべて南陽市に寄贈してくださった方である。
展示をご覧になりながら、懐かしそうに賢一画伯のエピソードなども聞かせていただいた。このような形での展示に大変喜んでいただき感謝の言葉をいただいた。
ぜひ一度ご来館を。
結城豊太郎記念館では秋まつりを11月16日~29日に開催する。この秋まつりは結城先生がたしなまれた書にちなみ、市内書道教室で学んでいる子供たちの作品展で、このほど各教室に参加募集を始めた。
大きな展覧会ではないが、結城先生を知っていただく機会のひとつと捉え実施するものである。
たくさんの人の来館をお待ちしています。