ふるさと講座の講師は秋田博先生で「結城先生の時代を考える」との演題で1時間30分にわたって結城先生の生涯について語っていただいた。
今年度第3回のふるさと講座を施設活用文化講座を兼ねて9月20日に開催。講師は結城豊太郎記念館には何度となくおいでいただいているエッセーストの秋田博先生である。秋田先生は結城先生の生涯を描いた「銀行ノ生命ハ信用ニ在リ」の著者であり、かつても記念館で講演していただいた方である。
昭和6年生まれで、83歳とは思えないほどお元気で今も精力的に執筆活動を続けていらっしゃるとのこと。政治から経済と講演前の応接室で話は尽きない。
記念館に近い横町の石岡忠一氏から、結城先生が書かれた手紙(表装されている)を寄贈したいともってきてくださった。しっかりと内容を読みとることができなかったが、赤湯に住む4人で事業をおこすことについての相談が書き記されている。
手紙であり特に落款がおされているわけではないが、その書体から間違いなく結城先生の手紙であることが類推できる。
今も大切にしてくださっていることに感謝。まだまだ結城先生の書を大切にしてくださっている方がいるのでは。
記念館だよりの裏面は結城先生のエピソードを秋田博氏の書籍を元に、紹介し続けており今回で61回目となる。今回から結城先生の戦後の暮らしを紹介している。
小田原に移り住んだ結城先生はどのような暮らしをしていたのであろうか。
102号の表面は事務室に掲げられている1枚の扁額を紹介している。
この扁額には「学而知不足也」と揮毫されているが、だれがいつ頃掲げたのかも定かではない。
菅原兵治先生の書である。この書を解説している。