ようやく春めいてきたと思っていたが、今日は一転冬に逆戻り。外は気温も低く、吹雪模様。せっかく春が近づいてきたと思っていただけに気持ちも少し落ち込んでいる。
今年の雪枝折れした臨雲文庫の前のシダレ桜を花瓶に挿していたら、少しつぼみが膨らんできた。今年の桜はどうかな。
南陽市にゆかりの茨木敏夫氏の作品が市内漆山の多勢学氏宅にあることがわかり、早速訪問して見せていただいた。作品は木彫で「女」(彫刻家集団第1回展)、「鎖に繋がれた女(ひと)」(国画会第38回展)の2点で、黒光りのする歴史を感じさせる作品である。
27年度の企画展示で茨木敏夫氏の作品を展示したいと考えており、これからも市内にある同氏の作品を調査していく予定である。
記念館友の会の研修会が2月28日に行われた。記念館のロビーを飾る古い8枚の絵はだれが、いつ頃、何のために描いたのか。そして、私たちに何を伝えようとしているのかを、自作のビデオを視聴しながら考えようとしたものである。
研修が終わるとロビーの前の絵に集まり、もう一度議論を重ねる姿も見られた。
「この街で」「烏帽子山公園」の2つのビデオも視聴し、郷土愛をどうはぐくんでいくか、現代の赤湯八景はどこかなど次につながる研修となったのではないか。