記念館の2階の窓から見える烏帽子山公園の木々の葉が少し黄色みをおび、庭の花のバッタがじっとして動かない。あたたかくて気持ちいいのかなあ。
ここちよいさわやかな秋の訪れを感じさせる久しぶりの好天。本格的な秋が南陽市にもやってきた。
赤湯の町に元気をもたらしてくれる「ふるさと祭り」が終わった。一気に涼しさと静寂が訪れる。庭の花々が秋色になり、米や果物の収穫、そして冬支度へと走り出す。
「郷土の偉人 結城豊太郎」の紙しばいがある。その一コマに結城豊太郎が太鼓をならしている場面がある。その頃の祭りはどのようなものだったのだろうか。祭りは赤湯に限らず、それぞれの地域を象徴する行事であり、それが今も脈々と続いている。そして、それは季節の変わり目ともなっている。
秋本番 今年の秋はどんな色や香りを届けてくれるのだろうか。
市内に住む加藤健一氏が代表のGratitudeグラッティテュードの方が来館。記念館のバリアフリーの状況調査を行っていった。このグラッティテュードは心のバリアフリー化と地域のバリアフリー化に取り組み、誰もが住みよいまちづくりに取り組んでいる団体である。
記念館にはエレベータもあり、車いすを準備し、障碍者用のトイレも準備されている施設である。ただ、写真にあるが、門の段差や記念館までの石の通路など改善の余地がある。今後、このグラッティテュードとともにより一層の取り組みを進めていきたいものである。