イマドキのブドウ畑

  • イマドキのブドウ畑

とある勉強会仲間Sさんのチャレンジを応援しようと、その仲間たち10数名が電車2本を

乗り継いで山形県T町に集結。

 

Sさんのチャレンジとは、40年ぶりのギター演奏。

それをT町民音楽祭に出演して披露する、というものでした。

 

練習を相当重ねたのでしょう。

立派な文化会館での演奏は緊張感のある舞台でしたが、高度なテクニックで素敵な曲3曲を

見事やり切りました。

 


同町内の有名ワイナリーでイベントを開催していたこともあり、応援の後は、

みんなでワイワイ飲んで食べて、楽しい大人の遠足となりました。

 

みんなすっごく楽しかった、っていうことなんですが、それは単に飲み食いや会話が

楽しかったのみならず、やはり仲間の応援っていう「柱」があったからなんでしょうね。

 

さて、ここまでは「ハモコミ通信9月号②」の編集後記そのままの内容でした。

ここからが新しい視点です。

 

ワイナリー構内に、面積は小さいのですが、ブドウ畑がありました。

その形状を見て愕然! イマドキはこうなのか!!

 

かつてリンゴ畑で受けた衝撃よりも更に大きなものでした。

 

 

管理しやすいように、ご覧のとおり、一列にコンパクトな形に矯正させられていました。

確かにこれなら管理する人は実にやりやすいですね。

 

これまでのブドウ棚式では、身長が高い人だと屈まなければならないでしょうし、

身長が低い人は背伸びしなければならなかったことでしょう。

 

しかし・・・

ブドウはこれに満足しているのだろうか??

 

写真の赤枠で囲まれた部分が、ブドウの木1本です。

まあ、盆栽も同じなんでしょうが、自由に伸びたいところを、人間の都合によって、

このように伸びる方向を決められています。

 

私はこれはこれで「あり」だと思います。というより、とてもいい方法だと思います。

しかし、自分が高畠町長だとしたら、次のように町内全ブドウ農家に語りたい。

 

「高畠のブドウ、そしてワインを益々美味しいものにするために、ぜひ協力していただき

たいことがあります。それは、ブドウの木に対する毎日の感謝の祈りです。ブドウの木は

本来は自由に四方八方に枝を広げたいに違いありません。しかし、それでは管理上不都合

があるということで、最近は一直線になるよう矯正していますよね。そのおかげで

どれほど管理が楽に的確にできるようになったでしょうか。私達が傲慢な気持ちを持って

この管理方法を当然のように、推し進めるのはいかがなものかと思います。ブドウが

協力してくれているからこそ、こんな形でも実をつけてくれているのです。感謝の祈りを

捧げることによって、きっとブドウと私達人間の気持ちが一つになり、ますます美味しい

実をつけてくれると信じています。どうか皆さん、よろしくお願いします」

2018.09.23:yoshihiro:[コンテンツ]

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。