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Xebio ホールディングス諸橋社長の講演会

  • Xebio ホールディングス諸橋社長の講演会

裏磐梯にある諸橋近代美術館を訪れた方はいらっしゃいますか?

立地の良さももちろんありますが、その建物の威容、ダリを中心としたコレクションの充実度、

素晴らしいとしか言いようがありません。

 

お金は入口よりも出口が大切、と教えられています。

儲けたお金を自分のためだけに使っている人もいますが、そういう人には憧れません。

 

この諸橋近代美術館を作ったのは、いわき市で紳士服サンキョウを立上げ、

業態を拡大しつつ業績を大きく伸ばしていった諸橋廷蔵氏。

カジュアル部門のXEBY、スポーツ部門のXEBIOなどがその代表的なブランド。

 

二代目の友良氏は、選択と集中を進め、スポーツ以外の事業をすべて売却。

逆に、VICTORIAやタケダスポーツ、ゴルフパートナーなどを買収し、全国に730店舗を持つ、

巨大ゼビオホールディングスを築いていったのでした。

 

単に事業を大きくすることは、将来必ず崩壊に至るわけですが、明確な企業文化と

徹底したガバナンスにより、見事に統制のとれた企業を作り上げていらっしゃいます。

 

「商品価値」(商品そのものが持っている価値)⇒「使用価値」(それを使用した時に発揮される

価値)⇒「感動価値」(使用して目標達成した時の感動を分かち合う価値)と、価値を発展させる

というあたりは、弊社のような小さい会社でももっと追及すべきポイントだと感じました。

 

ゼビオホールディングスのこれからが注目されます。

 

 

2016.10.27:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

開脚ベターッ、から見えてくること

  • 開脚ベターッ、から見えてくること

新聞の広告欄で、この本の衝撃的なポーズが目を引きました。

 

 

まあ、実を言えば、うちの娘も器械体操をしていたので、同じようにベターッとできます。

でも不思議。この写真は実にこちらに語りかけてきたのです。

「あなたもやってみませんか?」と。

 

父親の私はというと、超がつくほど、かたい身体。


開脚ベターッは、理屈抜きで最高の憧れです(笑)。

この本の編集者も同じようだったそうで、特にたいした意味もなく、

これに憧れる人ってけっこういるものなんでしょうね。

 

私の勘ですが、小学校の体操の時間に体のかたい人と柔らかい人がおり、

柔らかい人をうらやましく思った経験が心の奥底に眠っていたのではないか、と。

一種のコンプレックスとも言えるかもしれません。



さて、結果は? というと、毎日欠かさず、そのとおり実践しましたが、
4週間では開脚達成には至りませんでした。

ただし、明らかに最初の頃と比べると開脚ベターッに近づいているのは
実感できるのです。

ということで、すでに6週間ちょっとすぎましたが、
あきらめずにやります!(笑)

 

ちなみに、この本で定義している達成の状態はこの写真のような状態です。

私が目指しているのもここです。

 

 

 

 

2016.10.20:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

良い失敗、悪い失敗

  • 良い失敗、悪い失敗

 

畑村洋太郎著「失敗学のすすめ」を基に書かれた、ある雑誌の記事をまとめてみました。

 

ポイント1: 人は必ず失敗する ⇒ 「人は失敗をするもの」という事実を認める必要がある

        しかしこれを実践することはむずかしい

        例 作業現場で失敗すると怒る管理者

           十分な対策もしないで、単に「注意しろ」というだけの先輩

 

ポイント2: 失敗を隠そうとするのは自然の真理 ⇒ 管理者はこの事実を受け入れる必要あり

        特に日本社会は、失敗の原因究明よりも責任追及に走りやすいのでなおさら

 

これらを考慮に入れて、「失敗を繰り返さないための仕組みづくり」が求められる、と。

 

人間の脳は、失敗からしか学べない。「正しいこと」を学ぶのではなく「間違っていること」を

消去していくことで、正しいことを浮き彫りにして頭に残していく仕組み。

つまり、間違えることそのものが学習だ、ということである。

 

◆良い失敗

個人が成長する過程で必ず通らなければならないもので、体験しておいたほうが後々のためになるという失敗

未知、新しい体験での失敗

 

◆悪い失敗

不注意や誤判断など単純ミスが原因で繰り返される失敗

何も学ぶことができない失敗

 

最近の三菱自動車の事例などをみると、企業風土が生み出す取り返しのつかない失敗、

というのもありますね。これは「悪い」を通り越して、「最悪」です。気をつけたいものです。

2016.10.13:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

ヤーキース・ドットソンの法則考

  • ヤーキース・ドットソンの法則考

いきなり英語のグラフが出てくると、

それ以降読む気をなくされる方もいらっしゃると思い、まずは癒しのイラストから(笑)。

 

しかし、これを外すわけにはいきません(笑)。

 

ヤーキース・ドットソンの法則というものです。

タテ軸は、パフォーマンス(結果、成果)の高さを表し、

ヨコ軸は、覚醒の度合い、興奮度合い、ストレスの強さ加減などの意味合いです。

 

点線は、簡単な課題を与えた時のグラフ、実線は、難しい課題のグラフです。

 

簡単な課題を成し得るには、ストレスが中程度までは、

ストレスがかかるほどに成果も向上し、その後は成果のピークは変わらない、というもの。

 

難しい課題の場合は、ストレスが程よく与えられたところをピークとして、

その後はストレスが強くなると、むしろ成果は落ち込んでしまいます。

 

ウサギの徒競走を例にして考えてみましょう。

 

徒競走の相手 : カメ

環境 : とても暑い日

勝利報酬+負けの罰 : A=勝っても負けても賞罰なし

           B=買ったらニンジン1本もらえる、負けても罰はなし

           C=買ったらニンジン3本もらえる、負けたらニンジン3本差し出す

           D=買ったらニンジン5本もらえる、負けたら3日間食事なし

 

とても暑い日だけに、カメとの徒競走に勝利する、といった簡単な課題は、

Aのようなまったくストレスのない状況では、そもそもやる気になれません。

 

ウサギとしては、油断さえしなければ、カメに負ける気はしません。

しかし、CやDの条件だと、万一負けると失うものが出てくるので、油断しないように、

やや緊張してがんばります。しかし全力を出す必要までは感じないでしょう。

 

もし、この徒競走相手が、ネコだったらどうでしょう?

 

ネコとウサギがどっちが足が速いか、私にはわかりませんが、

もし力が拮抗しているとすれば、どっちが勝つか予断を許しません。

 

こういう時により高いパフォーマンスが発揮されるわけですが、その際にも、賞罰なしよりは、

報酬があるとがんばれますし、罰もあるならそれもがんばる要因になるでしょう。

 

しかし、Dのように、負けた時の負担があまりに大きいと、最初からやる気がなくなる、という話。

感覚的にもわかりますよね。

 

さて、ここまではこのヤーキース・ドットソンの法則に沿ったお話。

 

日常抱えているストレスの度合いと絡めて、もうちょっと考えてみたいと思います。

 

グラフのスタートがストレスゼロであることに注目しましょう。

つまりこのウサギは、もともととても健全なウサギなのです。

 

もし、このウサギが精神的に強いストレスを日常的に抱えていて、

スタート時点ストレスがすでに高かったらどういう結果になるでしょう?

 

もしかすると、カメに勝てないかもしれません。

傍から見るとちょっとしたストレスが、本人にはとても大きなものに感る、っていうわけです。

つまり、日頃のストレス解消がいかに大切か、というお話でした。

 

様々なストレス解消法の中で、私のお気に入りは、佐藤志保子の脳幹元気ストレッチというもの。

http://www.at-ml.jp/71308/

ここで月1回、リフレッシュして、カメには負けない状態を保っています(笑)。

2016.10.06:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

野生の教養 ヒツジの角

  • 野生の教養 ヒツジの角

ニホンジカの角はオスだけにあって、毎年生え変わります。

角は春から伸び始めて、発情期である秋に硬くなって、翌春に落ちます。

 

シカの角は、メスを巡ってライバルと闘うためにあります。

最初は角の大きさを見せ合い、それで決着がつかなければ、角を絡めて押し合います。

時には、角が体に刺さって死ぬこともあります。

 

角を作るには、それなりのエネルギーが必要です。

メスを得るために角をどんどん大きくすると、冬を越すエネルギーが足りなくなるかもしれません。

 

反対に、冬を越すためにエネルギーを温存すれば、角が小さくてメスを獲得できずに、

子孫を残せないかもしれません。

 

オスたちは、自分の栄養状態に応じて、適切な投資配分を迫られているのです。

 

 

野生の教養10月号から抜粋した文章です。

もし自分がニホンジカだったらどうするだろう、と、感情移入して読みました(笑)。

 

まずは若いうちから来たるべき時のことをイメージし、冬場でもエネルギーを蓄えられる方法を

探ったり、少ないエネルギーでもやっていける鍛錬を積み、最終的には闘いを辞さない強さも

身に着ける、という準備をするでしょう。

 

そのためには、実際に強いオスがどのように夏冬を過ごしているかをそばで観察し、 

その良いところをどんどん取り入れる、ということをすると思います。

 

そして、最終的には、誰が見ても見事な角をつくり、闘わずして勝つ、という作戦を取ります。

という勝手な妄想でした(笑)。

2016.09.29:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]