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とんかつ岩松、親方から教えていただいたこと

  • とんかつ岩松、親方から教えていただいたこと

 

おととし2015年4月の弊社HP「仙台マル秘情報館 VOL.3」で紹介した「とんかつ岩松」

以下のように説明文を書いておりました。

 

【 とんかつ編 】

・とんかつ屋の範疇を超えたとんかつ屋 岩松(広瀬通)

ポイント1:一流の店は付け合わせなどにこだわる と言いますが、まさにソレ

ポイント2:とんかつは小細工のない美味しさ

ポイント3:夜、お酒のつまみの種類が豊富

ポイント4:仙台人でも知らない人が多い 

 

私は10年ほど前に友人に連れられて入って以来、年に数回ここのとんかつを無性に

食べたくなる時があります。そんな隠れファンでした。

 

今週の月曜日、またそんな腹の虫が騒ぎ、1時半頃、やや遅いランチに行きました。

カウンターはほぼ埋まっていたのですが、私と入れ替わるようにお帰りになりました。

 

今は団体さんでも来ない限り、親方が直接調理することはあまりないのでしょう。

お孫さん(と言っても立派な青年ですが)が切り盛りしており、親方はカウンターに

座って任せつつ見守っている感じ。

 

でき上がりを待っている間、厨房の女性が食材の仕入れ量を親方に質問をしていました。

「ほにゃららだから〇〇袋でいいんじゃないか?」といった返事。

 

せっかくなので私も質問してみました。

 

「仕入れの量っていうのは当たるものですか?」

「うーん、43年間やってるからねぇ。昔は、国分町で出されている空き瓶の量や、

ゴミの内容、タクシーの動きなんかから想像していたんだけど、震災以降はその予想が

当たらなくなっちゃったね」

 

こんな感じで会話が始まりました。

 

他のお客様もいなくなって私一人になったので、このあといろいろ面白い話を聞かせて

いただきました。

 

その続きはまた来週(笑)。

2017.08.24:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

シゴトフェスタ なんとかすっぺ会議

  • シゴトフェスタ なんとかすっぺ会議

8月12日、お盆の最中、「シゴトフェスタ なんとかすっぺ会議」なるものが開催され、

弊社も出展企業の1つとして参加させていただきました。

 

あえてこの時期に開催したのは、Uターン、Iターン、Jターン組が参加しやすいのでは、

という思惑からだったようです。実際には出展企業19社に対して、参加者18名でしたが。

 

ちなみにUIJターンについて簡単に触れておきます。

 

Uターンはよくなじみのある言葉だと思います。

例えば宮城県出身の人が、ひとまず東京へ出て就職し、しばらくしてのち、

地元に戻って再就職する、といった現象です。

 

Iターンとは、例えば首都圏の人が、地方での暮らしに憧れて(都会の暮らしに疲れて)、

地方に暮らしの基盤を据えたい、といった現象です。

 

Jターンは、例えば山形県出身の人がひとまず首都圏で働いたのち、

地元山形に帰るのではなく、近郊の中核都市である仙台に再就職を求める、と言った現象

のことを言います。

 

 

さて、参加人数はともかく、このシゴトフェスタ、とてもいい仕組みだったのでご紹介

します。

 

写真のように、それぞれの企業がブースを設け、そこで個別に説明や面談をする、

という見た目は普通の就職説明会や就活マッチング会と同じです。

 

ちがっているのは、あらかじめ出展企業が準備してきた「問い」に対して、

参加者と企業が一緒に考える場、という時間を設けた点です。

 

参加者が少なかったこともあり、果たして弊社ブースに1人でも来てくれるか、ドキドキ。

2分間のプレゼンタイムでは、熱を込めてアピールさせていただきました。

 

おかげさまで前半3名、後半2名、個別相談3名という望外の来所をいただきました。

お立ち寄りいただいた方に心から御礼申し上げます。

 

 

弊社では、「安定って何だろう? 東北で働くってどういうこと?」という2つの問いを

提示させていただき、写真のようにポストイットに参加者の意見をいっぱい書き込んで

いただきました。

 

この内容が云々というよりは、こういう時間の中で、企業側は参加者の人柄を感じ、

参加者は企業の姿勢や担当者の人柄を推し量る、という点が何よりのポイントです。

 

大きい会社は人事担当者が来ていましたが、弊社の強みは社長が自ら参加することで、

経営姿勢をズバリ語れること、そして社長の人柄を直接感じてもらえることでした。

 

今後もこのようなシステムが広がって行ったらおもしろいな、と思いました。

2017.08.17:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

己を尊ぶの極は、ささげるにある

  • 己を尊ぶの極は、ささげるにある

明日は山の日ですが、ひと足先に山登りを楽しんできました。

北アルプス表銀座という山小屋2泊縦走コースです(燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳)。

 

 

週間天気予報では曇りか雨ということで、しかも台風の進路によっては直撃もあるかも、

という状況でした。

 

腹をくくって行ってみたらご覧のとおり。

槍・穂高連峰がすぐ目の前に鎮座。少し離れた所には乗鞍、御岳、中央アルプス。

 

遠く離れては、南アルプスの山々、富士山、八ヶ岳、浅間…。

ぐるり360° 超贅沢な景色を堪能できました。

 

縦走路は2500m以上の高地ですが、お花畑があるおかげで、虫がたくさんいます。

中でもハナアブが実にフレンドリー。わんさかわんさか、まとわりついてきます。

 

 

このハナアブちゃん。

ほとんどハチのようなみかけですが、性格はおとなしく、決して人を刺したりしません。

 

振り払ったりせず止まらせてあげると、汗に混じった塩分を喜んで吸うのです。

見てください。腕時計の下は一番汗が溜まりやすい部分。さすがよく知ってます!

 

 

そこに舌を這わせてきます。ちょっとくすぐったい(笑)。

 

 

こうやって人や動物の汗から塩分補給をしてるんだな、と思うと、愛おしく感じますね。

日焼け止めクリームをベッタリ塗るのがちょっとはばかれます。

ハナアブの健康に悪いんじゃないかな、と。

 

ハナアブにやさしい日焼け止めクリームは売れるかな、などと馬鹿なことを想像しつつ、

自分は塩分補給のため、熱中飴タブレットを舐め舐めしながら歩きました。

 

まだまだ暑い日が続きそうです。

屋外作業の際は、塩分水分のこまめな補給をお忘れなく!

2017.08.10:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

あがた森魚さんのカフェライブ

  • あがた森魚さんのカフェライブ

 

あがた森魚さんをご存知でしょうか?

赤色エレジーがヒットしたのは1972年。小学校6年生の時でした。

 

さすがにあの曲を小6の坊主が理解できるはずもなく、ただ暗い雰囲気の歌だなぁ、

という感想でした。ルックス的にも明るくなかった(笑)。

 

 

特にファンだったわけでもなかったけれど、行きつけのカフェキートスの常連さんが

映画関係の方で、あがた森魚ライブをそのカフェキートスでやる、というので参加。

 

 

赤色エレジー以外の曲はさほど売れなかったと思われ、この人はその後どういう人生を

送ってきたのだろう、そして今それなりの年齢になって、どういうライブをやるんだろう

っていう興味からの参加でした。

 

これは事前に調べたのですが、あがたさんは映画監督をしたり、文芸誌に寄稿したりなど

まさに内にあるものを様々な形で表現しようというアーティスト活動をずっと続けてきた

のでした。もちろん歌手としても。

 

あがたさんの弾き語りは、弾き語りというよりも語りが半分以上で、それが私にはむしろ

心地よく感じられました。

 

ご自身の中にあるものが時間の経過とともに光が増幅され、場を取り込んでいく、

といった独特のあがたワールド。堪能させていただきました。

2017.08.03:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

台湾社員旅行記②

  • 台湾社員旅行記②

 

台湾は私にとって実に好感度の高い国。

何より親日・知日っていうのが嬉しいですね。

東日本大震災の時にも世界で一番多額の寄付を寄せてくださいました。

 

その台湾のことを私たちはどれほど知っているだろう・・・。

 

7月13日のブログでも紹介しましたが、小林よしのり氏の「台湾論」は、

漫画仕立てで、日本人とは何か? という切り口から台湾を見ているおもしろい本です。

 

 

実際に今回の旅行の貸し切り1DAYツアーでガイドをしてくれた陳さん(男性)と

貸し切り半日ツアーをガイドしてくれた陳さん(女性)にいろいろ質問してみると、

この本で得た知識がベースとしてとても役立ちました。

 

男性陳さんは私と同じ55歳。

ガイドになったのは最近で、それまで日本やアメリカ、香港、中国本土で商社マンとして

働いてきた方で、中国共産党が大嫌いという方でした(笑)。

 

では、現政権の民進党蔡英文総統を支持しているかと思いきやさにあらず。

独立派の現政権は中国本土との関係が悪く、本土からの旅行者が大幅に減って、

観光業が落ち込んでいるからダメだ、と(笑)。

 

中国共産党は嫌いでも中国本土人が嫌いなわけではないようでした。

そして、蒋介石は確かに当時の国民にひどいことをしたが、中国共産党から台湾を救った

という点で評価に値するのだ、と。

 

もうすでに過去のことであり、今や第2世代第3世代の時代になっているから、

今の台湾をリードできるのはやはり国民党だ、という考えをお持ちでした。

 

蒋経国の時代にこそ台湾は栄えたのであり、その次の李登輝は私腹を肥やしてダメだ、

という見方でした。

 

一方女性陳さんは私よりひと回りくらい年配の感じ。

ご両親(もちろん台湾人)から日本式教育を受けて育ったらしく、

日本の台湾統治時代をとても良かった時代という評価をしていました。

 

蒋介石に対しては、直接言及はしませんでしたが、やはり228事件やその後の政治を

良しとはとらえておらず、李登輝の功績を讃え、現政権の独立派を支援しているとの

ことでした。

 

従って、蒋介石の功績を讃える中正紀念堂を案内する際は、案内ルートに入っているから

しょうがなくガイドしている風でした。

今は言論の自由が保障されているから、多少悪口を言ってもいいのよ、と(笑)。

 

<↑中正紀念堂>

 

中正とは蒋介石の本名です。

息子である蒋経国が作ったこの紀念堂は、のちに民進党によって台湾民主紀念館と名称

変更がなされ、馬英九の時、また元の名前に戻ったという流れにあります。

 

日本の場合、総理大臣が誰であっても大差なし、という時代が続いてきましたが、

TOPによって大きく国の行く末が変わっていくお国柄では、政治に無関心ではいられない

のです。

 

深く国あるいはその国の人を知るためには、政治歴史宗教を素通りしていては片手落ち、

という当たり前の結論を実感した旅行でした。

2017.07.27:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]