私は巨木を見ていると、実に感動を覚えます。
ここまで大きくなるために、どれだけの月日を雨風寒暑をしのいできたのか。
自分の人生の何倍も生きている尊敬のような眼差しになるのです。
現在受講している宮城県森林インストラクター養成講座は全18回。
こちらは2月に試験があります。
それとは別に全国の森林インストラクター試験というものがあり、おかげさまで1次試験に
合格し、2次試験を受けに東京の林野会館(茗荷谷)に行きました。
受験以外のことはまったく考えてませんでしたが、面接および実技試験は遠方から順に
行う、ということで、北海道や九州からの受験者から試験がスタート。
仙台は真ん中あたり、ということで、午前中簡単な講義のあとは2時間ほどフリーに。
以前から行ってみたかった小石川植物園が徒歩10分のところにあり、森林インストラク
ターの教養としても必見であろうと考え、昼休みも惜しんで眺め歩きました。
いろいろな木々に感動しましたが、ちょっとマニアックな話になってしまうので、
ここで紹介したいのは、メンデルのブドウの木とニュートンのリンゴの木。
「メンデルの法則」ってそういえば昔習ったなぁ、と思い出していただけるでしょうか。
小石川植物園の第2代園長が、大正2年にメンデルが在職したチェコの修道院を訪ねた時、
メンデルが実験に用いた由緒あるブドウを株分けしてもらったというものです。
実は、本家メンデル記念館のブドウは消滅してしまったことがわかり、小石川植物園の
ブドウを里帰りさせて、現地にも同じブドウの株を復活させたという逸話があります。
面白い!
そしてこちらはニュートンのリンゴ。
「万有引力の法則」を発見したニュートンの生家にあったリンゴの木から送られてきた
枝が、接ぎ木によってこのような形で今に至っているというのは面白いですね。
肝心の森林インストラクター試験の結果は今月中旬以降に発表ということでした。
合格率は30%程度とのこと。果たして…。
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