里山林林プロジェクトについては、やればやるほどその奥の深さを感じずにはおれません。
しかも、実際に作業をするたびに喜びとアイデアが湧いてきます。
藪ぼうぼうだったあの山が、今ではすっかり見通すことができ、風が抜けるようになり、
一部は広々とした感じでさらによくなり、このプロジェクトがもたらすであろう、
人々の喜びにワクワクします。
そんな中、整備して整っていく楽しさに加え、遊び心も刺激していきたいと思い、
かねてより構想の1つには思っていたツリーハウスとウッドデッキについて、
いろいろと研究を始めました。
最近活動が停滞しているようではありますが、気仙沼に東北ツリーハウス観光協会なる
団体があり、糸井重里氏の発案で、東北に100のツリーハウスを作ろう、という取り組み
を行っています。
この団体とは関係なく作られているものも多数あるので、今いくつあるかは不明ですが、
この団体のHPに掲載されているのは9つ。2つはすでに見ているので、今回3つを見て
研究しようと訪ねたのです。
その内の1つが、NPO法人はまわらすが子供たちと一緒に作ったもの。
気仙沼市本吉町の大谷海岸近くに清凉院というお寺があり、その敷地の一部がはまわらす
の活動拠点となっており、そこにウッドデッキとともにありました!
シンプルだけど、イイ感じのツリーハウスでした。
ウッドデッキは、この写真ではわかりにくいですが、船の形になっていて、子供たちの
発案だったのかなぁ、と想像したりしてました。
さて、次の目的地へ行こう、と思った時、何やら不思議な飛行体が目の前を横切りました。
「ん? なんだ今のは!」
グライダーのように滑空して近くのカエデの木に止まったそれは、日本の国蝶
オオムラサキでした!!
体がしっかりしていて、意志を感じる力強い眼力! こちらをにらんでいるかのようです。
自然環境下で見たのは生まれて2回目。1回目は樹液に群がっていたスズメバチやカナブン
を追い払ってその樹液場に陣取ったふてぶてしくも力強い姿でした。
羽をバタバタしてスズメバチすら追い散らすのですから驚きでした。
実は里山林林プロジェクトでも、オオムラサキが好む榎(えのき)を植えるという
オプションも考えています。自然は本当に興味が尽きません。
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