先日、舗道の雑草を抜いていた時、あることに気づきました。
舗道の雑草にも大きく分けると2種類あります。
1つは、アスファルトやコンクリートの上に堆積した土の上に種が飛んできて発芽し、
そのわずかな土に根を張り、成長している雑草。
ちょっとしたクボミがあると、そこには砂が溜まったり、落ち葉や花が朽ちて土化した
ものが堆積し、上記の環境が整います。
植物が繁ればいっそう砂や土埃はたまりやすくなり、植物にとっての環境が少しずつ
改善されていきます。そして日陰好きな虫たちに甘い液などを提供したりして、虫と
共にさらに環境を良くしていきます。実に見事な自然の力、プチ生態系の完成です。
もう1つは、アスファルトや縁石のすき間に根を伸ばし、下に眠っている土とつながり、
大きく育つタイプです。
これが今回の気づきの話です。
これまでは、雑草の方にばかり意識が向いていました。
主役は確かに雑草なのかもしれませんが、それを支えている土にフォーカスしてみた
のです。
その舗道によって、土の上にコンクリートや石やアスファルトが覆いかぶさった年月は
違えども、いずれにしても長期間、まさに日の目を見ずに暗い人生(笑)を送ってきた土。
そこに植物の根っこがじわじわと降りてきて土と合体するわけです。
土はどんな気持ちでしょう? うれしいに違いありません。なんとかこの植物を大きく
してあげよう!という意欲に燃えるのではないでしょうか?
そして、その植物にがんばってもらって、自分を覆っているうっとうしいアスファルトを
壊してほしい、という欲望もふつふつと沸いてくるのではないか?
7月26日のブログで、ヒメムカシヨモギとの格闘シーンを書きました。
先日、再び、これと対峙しました。
もちろんご覧のとおり、きれいさっぱり。
しかし・・・
ご覧のとおり、アスファルトはすっかりボロボロになり、はがされています。
土と雑草の共同作業チームの勝ち!でした。
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