シニアソムリエというのは聞きなれない言葉かもしれません。
お年寄りのソムリエという意味ではもちろんありません(笑)。
ソムリエを10年以上経験したベテランのみが受験でき、合格率4%程度という超難関。
仙台市内には3人しかいないと聞きました。
その中のお一人が、こちら右田若葉さん。
仙台銀座という昭和レトロ的な飲み屋街の中にあって、ここ「銀座酒場ブーケ」は
平成令和というシバリに関係なく、居心地の良い上品な空間のお店です。
お客さんのいない15時~17時を利用して、月に3~4回開催されているワイン教室に
仲間を誘って参加してきました。
ホワイトボードにいろいろ書いてありますが、ワイン通でもなんでもない私としては、
何が何だかチンプンカンプン。でもまったく心配なし。
10問のクイズをしながらワインのうんちくを聞いて、もちろん飲みながら食べながら、
参加者同士が仲良くなれるようなしつらえとなっています。
この日は「スパークリング特集」。赤も白もロゼももちろんわかりませんが、
スパークリングに至っては、乾杯時の泡の出るワイン、という程度に思っていました。
しかし…。ああ、なんと奥深いことでしょう!
おっと、この調子で書いていると、超長文になってしまう…。マズイ(笑)。
1杯目は、カペッタ ブリュット(イタリア)。
ボトルの隣のクープグラスに入っているおつまみはジャンボン ド ペルシェだそうです。
ゼリー状のものに角切りハムが和えてある上品なおつまみです。
スパークリングといえば、泡が消えにくい細身のフルートグラスの方が一般的でしょう。
ところがこのフルートグラスは、飲み干すためには、あごを上げなくてはならず、
そろそろ首周りのたるみが気になってきたご婦人方に不人気なのだそうで、
あまりあごを上げなくても飲み干せるこのクープグラスが作られたのだそう。
いわゆるシャンパンタワーに使われているグラスですね。
一説によると、マリーアントワネットの乳房と同じ大きさで作った、などという噂も
あるらしいのですが、どうやら噂好きなフランス人の話のネタだったとか。
マリーアントワネットではなくポンパドゥール夫人だ、などなど、噂は尽きません。
とっても楽しい2時間だったので、詳しく書きたいのはやまやまですが、
あとは写真だけでおしまいとします。
2時間、井口シェフの極上のおつまみもついて、ワインも8杯くらい飲めて
3300円(税込)は安すぎ!
この記事へのコメントはこちら