先日、知り合いのYさんからもらった名刺は、会社のものともうひとつ、
「NPO法人浜わらす」というのがありました。
どんな団体だろう?とHPをみてみたら、冒頭に団体の内容が書いてありました。
「はまわらす」とは、気仙沼・東北の方言で「浜」の「わらす=子ども」を意味します。
子ども達が 地域の>自然」「人」「暮らし」に関わり、
その中で子ども達が本来もっている生きる力」が引き出されたくましく育っていく。
そのための自然体験活動を行っています。
フムフム、地元に根差しているYさんらしい活動だなぁ、と思い、
興味を持ってもう少しHPを眺めてみました。
こんな詩が紹介されていました。http://hamawarasu.org/about/
「海からの手紙」
ぼくは海
ぼくはときどきクシャミをする
大きなクシャミ小さなクシャミ
ぼくはクシャミをしてしまった
とても大きなクシャミだった
ぼくのクシャミでたくさんの人が泣いている
そんなつもりはなかったけど
ムズムズしてクシャミがでた
どうすることもできなかったんだ
あれからぼくはこわしてしまったものを
すこしずつもとにもどしているんだ
魚がうまれて大きくなって、すなはまが
きれいになって、きもちのいい風もふいている
ぼくは手がとどくところをもとに
もどしているんだよ
でもね、土の上まではなおせないんだ
ひとは、ぼくをこわがっているんだ
きっと、ぼくをきらってるんだ
ぼくはどうすればいいの?
ねえ、おしえて
あれから9年。防潮堤によってこどもたちと海が隔てられている現状に、
なんとしたいと動き出した大人たち。応援したいと思いました。
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